矢野の家づくり日記
自然素材の「塗り壁」と「木」で造るこだわりの注文住宅、N様邸の「断熱及び構造そして気密試験の一般公開」を行いました!
現在、工事を進めております宮崎市下北町のN様邸及び宮崎市吉村町のO様邸の2棟において、気密試験を7月21日(土)に行いました。
そして、N様邸では「断熱及び構造そして気密試験の一般公開」を開催しました。
試験には、今回も「パッシブソーラーハウスの達人」である大分県の住環境プランニングの佐々木社長に実施して頂きました。
最近は、メガソーラーの相談や設置に西日本を中心に飛び回っておられるのですが、そのお忙しい中、イズムさんのためにと来て頂きました。いつもありがとうございます!
今回の一般公開ですが、猛暑にも関わらず、なんと8家族もの方々にお出で頂きました!!
窓や出入り口を締め切っての試験で暑い中、長時間にわたり私どもの説明を熱心聞いて頂き、そして多くの質問まで頂きまして、大変に盛り上がりのあった一般公開であったように思いました。
参加者の数が予想より非常に多かったために、行き届かなかった点もあったのではないかと心配しております。(汗)
地味なイベントではありますが、完成してからでは見えなくなる部分であり、家の重要なところでもある構造や断熱・気密に、多くの方が興味を持って頂いた事は、家造りに携わる者としては大変嬉しかったです。(笑)
気密試験とは、分かりやすく言いますとスキマ風が入らないかどうかを測定するもので、上の写真の機械を使って室内の空気を排出し減圧していきます。
そうして、外の気圧と室内の気圧差を測定し数値である「C値」を算出していきます。
どんなに高価で性能の良い断熱材を使っていても、外部の空気がスースーと家の中に入ってきたら、暖かくもないし、涼しくもないですよね。(笑)
上の写真は、恒例になっている「玄関ドア開けチャレンジ」の様子で、数人の方にチャレンジして頂きました!
ご参加のご主人様が玄関のドアを一生懸命開けようとしているところですが、室内が減圧してあり外部の気圧が高いため、男性の力でもすぐには開かず皆さん初めての体験で驚かれておりました。(笑)
夏・冬、快適に暮らす上で大事な事は、「こんな工法や、良い材料を使っていますよ」だけではなく「きちんと施工されていますよ」だと思っております。
そのためにも、すべての家において施主様立会いで試験をし、実際の構造の施工の様子も含めて確認して頂き、安心して暮らして頂けるように努めております。
2018年7月23日