スタッフ日記
床断熱と基礎断熱で健康の違いが出る?
「床を断熱する」のと「基礎を断熱する」のと、どちらの方が健康に効果があるのでしょうか!?
↑上の画像は「床を断熱」しているところです。
床を断熱する方は、床下の冷気を直接床面に伝えないという意味ではとても効果があります。
ちなみに、江戸時代に造られた「桂離宮(京都)」の床は二重構造になっていて、その間に六寸程度(約18cm)の厚さで、断熱材の役割をする「もみがら」が入っていたということです。
「床の断熱」は、床暖房や暖房カーペットを設置する場合に、熱を逃がさないという意味で必須条件となりますが、断熱材の目的は熱を遮断することなので、断熱材自身は暖かさを発しません。
ということは・・・床下に断熱をしても、暖房をしていない床は冷え切っていることと変わりはありませんので、床下の断熱だけでは問題は解決されないのです( > < )
そのような意味で、床下空間を断熱材で仕切るのではなく、床下の空間を室内の温度に近づけるために、基礎に断熱材を施工したり、換気システムを利用して室内で暖められた空気を床下へ取り込こんだりすると暖かさを保つことができます。
さらにイズムでは地中熱活用住宅なので、基礎断熱で守られた床下は年間を通して快適温度です^^
よって、床下に断熱材は不要なのです ( ^ ^ ) v
そのしくみについてはこちらをどうぞ↓
ttps://www.ismhome.jp/blog/staff-diary/post-223.html
私どもの床の施工は、浮づくりの音響熟成木材(厚さ38mm)を直接基礎の上の土台(土台は檜です)に貼り付けていきます。
↓ そしてこちらが基礎断熱です。基礎の周りの白いボードが「基礎用の防蟻断熱材」です。
この防蟻断熱材は人体に無害な無機質(ホウ酸系化合物)を用いて作られたもので、しかも防蟻性能が半永久的に持続しますので安心・安全ですよ~ ( ^ ^ )
冷えた床に接しながらの生活は関節の炎症、リューマチ病などを起こしやすくなるといわれており、不健康の誘因となります。
恐ろしいヒートショックなど、身体に瞬間に温度変化を与えるのは空気温度だけではなく、実際には床面温度もあるということをご理解いただけたら幸いです。
(スタッフの川俣です)
2018年10月1日