後悔しない家づくりの心得
自然の素材のみでつくられた幻の漆喰
今回は設計工房イズムで採用している『幻の漆喰』についてご紹介したいと思います。
漆喰の種類
「漆喰」と「珪藻土」というものがあります。
- 珪藻土は湿気によるカビ・ダニの抑制はできますが、抗菌性はありません。
- 漆喰は強アルカリ性でカビの発生を抑制する働きがあり、高い抗菌性能があります。
普通の漆喰は年月をかけて少しずつアルカリ性から中性へ変化し、防カビや抗菌の効果は低下していくので長い年月で見るとどちらを使用しても最終的には同じような状態になります。
しかし「幻の漆喰」は独自の「光熱触媒」(表面に光が当たると酸化する)作用によって、室内の化学物質を吸着・分解し、住まいの空気や壁自体が半永久的に浄化されキレイを保ってくれます。
普通の漆喰に使わてれいる材料
一般によく流通している漆喰や珪藻土は粉末で出荷されており、現場で水を入れて混ぜなければなりません。その過程で、更にカビ防止のための防腐剤を入れる事も多いと聞きます。
せっかく自然でできた素材なのに、材料を混ぜる段階で防腐剤など、化学物質が含まれた合成糊を使用してしまうのでとてももったいない気がしてしまいます。
幻の漆喰に使用されている材料
『幻の漆喰』は、赤貝の殻を焼いた焼成カルシウムに、銀杏草(海藻)を煮てつくる糊と無菌水を混ぜ合わせて生成されます。
つなぎとして麻のスサを利用するなど、自然素材しか使用していない、人体にも無害で安全な新しい漆喰(壁材)です。
ちなみに「幻の漆喰」は無菌水と海藻からできた糊が混ぜられた状態で現場に届きますので、現場で混ぜるような事は絶対にありません。
いかがでしたか?普通の漆喰より更にこだわった「幻の漆喰」を使用する事よって地球にもそして人にも優しい住宅をつくる努力をしています。
耐震性や構造はもちろんの事、これからは健康にも優しい住まいづくりをしていく時代に変化していくのではないでしょうか。
モデルハウスでぜひ実際に体感してみてくださいね。
2024年8月17日