矢野の家づくり日記
日本を代表する左官名人、植田俊彦氏の「しっくいの鏝(コテ)彫刻」を見に行ってきました!
10月19日(日)の午後より、宮崎県建築士会の主催で、日本を代表する淡路島在住の
左官名人、植田俊彦氏のしっくいによる珍しい「鏝(コテ)彫刻」の技術を見せて
頂けると言う事でしたので、うちの「幻の漆喰」塗りを任せている左官の長友親方と
共に行ってまいりました!
植田氏は、テレビとかにも出ておられる日本のみならず海外でも仕事をされておられる
業界では有名な方で、本物の左官名人さんでございます。
私もお名前だけはお聞きしていたのですが、詳しい仕事内容までは勉強不足でございました。
今回、休憩の時に少しお話を聞かせて頂いたり、これまでの作品の一部を画像で
見せて頂いたのですが、正直…驚きました。
技術大国の日本で、名人と言われるにはここまでハイレベルでないといけないのかと
感じました。口では上手く表現できませんが、左官さんと言うより芸術家ですね。
美的センス、新しい物を生みだす発想力、それをカタチに出来る知識と技術、
すべてを持っておられるように感じました。
有名な方で、日本全国より招かれて仕事や実演、講演などもされておられる
のですが、誰にでも気さくに話しかけられ、普通だったら隠しておくような
技術的な事でも教えてあげるような方でした。
ご自分でも話しておられましたが、非常に少なくなった全国の左官さん達が
少しでも優遇されるように、いろいろなネットワークを通じてなどして尽力
されておられるようでした。
だから、たくさんの若い職人さんやお客さんも付いてくるんでしょうね。
上の写真は、上田さんの鏝(コテ)などが入った道具箱です。
これでもほんの一部だと思いますが、同じコテでも仕事の内容によってこれだけの種類を
使い分けて持ち歩いておられるのですね。
最後に、植田名人と、うちの長友親方ご家族と一緒に記念写真を撮らせて頂きました。
ちなみに、左より私「矢野」、体の大きい「長友親方」、頭にタオルを巻いてるのが「植田
名人」、そして長友親方の奥様と可愛いくてたまらない一人娘さんです。(笑)
2014年10月19日