矢野の家づくり日記
平和台の麓に建つ、折り返しの人生を快適にそして楽しめる家、W様邸の「断熱及び構造そして気密試験」の一般公開を行いました!
3月12日(土)に宮崎市下北町で工事を進めておりますW様邸にて「断熱及び構造そして気密試験の一般公開」を行いました。
試験には、今回も「パッシブソーラーハウスの達人」である大分県の住環境プランニングの
佐々木社長に実施して頂きました。
最近は、メガソーラーの相談や設置に西日本を中心に飛び回っておられるのですが、そのお忙しい中、イズムさんのためにと来て頂きました。いつもありがとうございます!
今回は、特に多くの見学希望の方にお出で頂いたものですから、行き届かなかった点もあったのではと心配しております。(汗)
地味なイベントではありますが、完成してからでは見えなくなる部分であり、家の重要なところでもある構造や断熱・気密に、多くの方が興味を持って頂いた事は、家造りに携わる者としては大変嬉しかったです。(笑)
気密試験とは、分かりやすく言いますとスキマ風が入らないかどうかを測定するもので、上の写真の機械を使って室内の空気を排出し減圧していきます。そうして、外の気圧と室内の気圧差を測定し数値である「C値」を算出していきます。
どんなに高価で性能の良い断熱材を使っていても、外部の空気がスースーと家の中に入ってきたら、暖かくもないし、涼しくもないですよね。(笑)
上の写真は、恒例になっている「玄関ドア開け挑戦」の様子で、数人の方にチャレンジして頂きました!
ご参加の奥様が玄関のドアを一生懸命開けようとしているところですが、室内が減圧してあり外部の気圧が高いため、子供さんを抱いた女性の片手では開きませんでした。(笑)
夏・冬、快適に暮らす上で大事な事は、「こんな工法や、良い材料を使っていますよ」だけではなく「きちんと施工されていますよ」だと思っております。
そのためにも、すべての家において施主様立会いで試験をし、実際の構造の施工の様子も含めて確認して頂き、安心して暮らして頂けるように努めております。
次回は、3月26日(土)に宮崎市佐土原町で平屋のお宅の「断熱及び構造そして気密試験の一般公開」を予定しておりますので、一度、ご覧になってみられませんか!
目からウロコがと勉強にもなりますし面白いですよ。(笑)
2016年3月13日