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矢野の家づくり日記

いつのまにか家庭内事故死が交通事故死を上回っていました!

最近、テレビや新聞などを見ていますと「交通事故で何人死亡」とか「幼児虐待での死亡」など
よく目にするように思います。

人の死は他人の事ではあっても、話しを聞けば本当に
悲しく寂しく思うものでございます。

ただ、皆さんに知っておいて頂きたいのは、この交通事故死の数よりも家庭内事故で亡く
なられた方の数の方が多くなってきている
という事なのです!

厚生労働省の調べでは、下記の表からも分りますように、平成15年度からは家庭内事故の
死亡者数の方が逆転してきて増えてきており、平成19年度では交通事故で亡くなられた方の
1.5倍くらいになってきているのです。

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厚生労働省の資料によりますと、年齢別に見ると45歳から増え始め、65歳以上からは
極端に増えています。
死亡の原因としては、階段からの転落や転倒、不慮の窒息なども多かったのですが、
全体的に多かったのは浴槽などでの溺死や溺水であったように思います。

やはり寒い冬などに、暖かい部屋から急に寒い脱衣室やトイレなどに行き
衣服を脱ぐような場合、高齢者の体には負担が大きいのではないでしょうか。

まだまだ若い?と思っている私も含めて、これから高齢者社会になってきますと
ますます家庭内事故死が増えてくることは十分に考えられます。

これからの家造りを考える場合、
年齢には関係なく、将来を見据えた使いやすさや快適性を重視したプラン、
そして、家の中の温度差が少ない「温度差のバリアフリー」なども大事な
ことではないでしょうか。

追記:叔母の家のリフォームも頼まれて工事をしているのですが、
    ある程度の年齢になっておりますので、これから足腰が弱くなっても困らないように
    段差の解消や動線を短くて済むような配置、さらに窓をペアガラスにする事により
    少しでも快適で体にも優しい住まいになるようにできればと思っています。

2010年3月12日

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