矢野の家づくり日記
杉と白い塗り壁で造るとってもオシャレな家、T様邸の工事用の足場が外れました!
宮崎市霧島町で、4月末完成を目指して工事中で
あるT様邸の工事のための足場が外れました。
T様邸は、広さ52坪(吹き抜けやロフトは別)で、
床は音響熟成木材の「うづくりの床」厚さ38ミリ、
壁はまっ白な塗り壁材である「幻の漆喰」を使
い、さらに本物の「和紙」や「エコカラット」などを
随所にアクセントとして使った、非常にオシャレでは
ありますが健康的で体にも目にも優しい「住まい」
になっております。
内外共に、白で統一されておりハウスメーカー風にはなってはいますが、しっかり自然素材にもこだわっており、また、外断熱の地熱利用住宅でもございますので、冬は蓄熱暖房機1台で家全体が暖かく、
夏は1台のエアコンのドライ運転だけで家全体が涼しく快適に過ごす事ができるようにもなって
おります。
右の写真の大きな板は、床の間の床板に使う
予定の杉の1枚板で、綾の木材屋さんが何十年
も大事に持っていたものをお願いし、やっと分けて
もらった貴重な板材です。
この大きな板を、手をかけてきれいに磨いてから
植物性(亜麻仁油系)の自然塗料を塗るだけなの
ですが、周りの白い塗り壁や趣のある壁の和紙が
いっそうこの板に味わいをもたせてくれる事と、
今から楽しみにしているところです。
私達の家造りは4ヶ月から5ヶ月はかかります。
毎日、数人の大工さんたちが一生懸命頑張って
くれてはいますが、やはりかかってしまいます。
施主様とプランから家造りが完成するまでの
数ヶ月間、ずっと一緒に家造りに取り組んできて
大変な事もありますが、感動もたくさん共有できた
のではないかと思っています。
家造りって、この過程がとっても大事なのかも知
れませんね。
2010年4月3日