矢野の家づくり日記
海の見える台地に立つ、1年通して快適に暮らせて、体に優しい自然素材住宅、川南のK様邸の「幻の漆喰」塗りが始まりました!
昨年より工事を進めておりました川南町のK様邸
が、大工さんの工事もほぼ終わりまして、左官さん
による壁の「幻の漆喰」塗りが始まりました。
「幻の漆喰」は、成分や水質にもこだわって
いるため、製造工場より「純水」で錬られ
密封した状態で送ってくるため、他の塗り壁
と違い現場において、水道水などを混ぜたり
は一切しておりません。
また、施工時には、現場でのホコリや振動を嫌
うため、大工さんの工事がほぼ終わりひととお
り片付けを済ませた状態で、左官さんの出番と
なります。
木遣い(きづかい)もですが、塗り壁も材料の
特質を十分に分った上で上手く使ってあげる、
そして、心の入った仕事をして始めて、施主様
にも造り手にとっても納得のいく仕事になるも
のと思っております。
下塗り、中塗りは別ですが、仕上げ塗りになり
ますと、同じように塗っているように見えますが、
塗り手が違うと微妙に仕上がりが違ってきます。
上手い下手ではなく、塗る人のコテのクセで仕
上がりは違いますので、私どもでは仕上げ塗り
だけは親方だけに仕上げてもらっております。
一般の方は?気付かれるかどうかは分りませ
んが、どなたから見られても可笑しくないように、
胸を張ってお引渡しできるようにと言う気持ちでおります。
2013年2月11日