矢野の家づくり日記
外断熱で自然素材の家だから、この猛暑でもクーラーは必要なかった!
先日、H様邸の断熱及び構造見学にもお出でになりました
宮崎市のT様より、外断熱の地熱利用住宅と自然素材の
家を実際に体感してみたいとのお申し出がありましたので、
昨年末に完成いたしました小林市のS様邸にお願いを致し
ましてご一緒に訪問させて頂きました。
S様邸にお伺いしましたのが夕方の4:00時頃でまだまだ
外は暑かったのですが、玄関の戸を開けましたら冷っとした
空気を感じました。
そこでS様に、今日はクーラーを入れておられるのですかとお伺いしましたところ、
今年になってクーラーは一度も使われていないと言うことでございました。
S様邸の家の中には、リビングの吹き抜けのところにエアコンが1台あるだけです。
その1台の、ドライ運転のみでこの35℃の猛暑の中を、
家全体を快適な空間として過ごされておられる事に、
T様も驚かれたようでございました。
いろいろな処に見学に行かれたそうですが、
どこでもクーラーをガンガンかけていてもエコ住宅と
言ってることに、違和感を感じられていたそうです。
室温の感じ方は、室内に使用している材料によっても違ってきます。
人間の体の感じる熱さ寒さと言うものは、湿度によって影響されますので、
合板フロアーやビニールクロスの中での生活と、
木や塗り壁などの吸湿性のある自然素材の中での生活とでは、
体感してみないと分かりづらいかも知れませんが、
全く感じ方が違うものなのです。
冬に暖かいのはあたり前ですが、
夏も本当に涼しいと言うのを、より多くの方に分かって頂き
自然の力を利用した本当の意味でのエコな空間で、
自然素材に包まれた健康的な生活を送って頂けたらと考えます。
快くお引き受け下さりましたS様、また遠方まで足をお運び下さいましたT様、
本当にありがとうございました!
2009年7月22日