矢野の家づくり日記
外断熱で木と塗り壁だけのH様邸で、記念として塗り壁に手形を残しました!
宮崎市花山手のH様邸は、地熱を利用した
外断熱工法で、県産材の杉と「幻の漆喰」
だけで仕上げている本物の自然素材住宅
でございます。
この左の写真は、施主の奥様と子供さんたちで
幻の漆喰を塗ったばかりの壁に、手を押当てて
記念の手形を残しているところです。
子供さんたちが少しずつ成長していくと共に、
自然素材の家も古くなり味わいが増してくる
ことでしょう。
そして、柱のキズと同じで、この残された手形も
何かにつけて懐かしく思えてくる事と思います。
しかし、この手形をつけるのは思っているより難しい
もので、指を少しでも動かすと形が崩れますので
何回もやり直ししたり、しっかりと押えないと形が
残らないので親がムキになって強く押しすぎると、
今度は子供が痛がりしまいには泣き出したことも
以前にはありましたね。
今回は、「ヌルッとして気持が悪い」とか「なんで
つけないといけないの」とか多少、A君より苦情は
出ておりましたが、それを無視して奥様と私で手を
押えて、どうにか1回で成功いたしました。
きっと、良い思い出になりますので、みなさんもチャレンジしてみてください。
左の写真の左官さんは、「幻の漆喰」塗りの
ベテランで、山口県や福岡などの他県からも
お呼びがかかるほどで、本当に出張の多い
職人さんなのです。
幻の漆喰は、空気中の化学物質の分解や
調湿効果そして消臭効果などの特性があり
ますので、表面をツルッと平らに仕上げずに、
空気のふれる面積を少しでも多くするために、
コテでパターンを出して仕上げていきます。
見た目も優しい仕上がりになり、空気の違いも部屋に入ると、すぐに分ります。
是非一度、体感して頂きたいものです。
2009年9月11日