矢野の家づくり日記
自然素材と外断熱で造る若いご家族の夢の詰まった家、S様邸の上棟祭を行いました!
地熱を利用した外貼り断熱工法で、木や塗り壁などの
自然素材ばかりを使った、宮崎市本郷北方のS様邸の
上棟祭が行われました。
当日は、お天気も少し心配だったのですが、見事に晴れて
くれまして、最高の上棟式日和となりました。
左の写真は、12cmの巾の梁(ハリ)の上でドンチョ(大きな
木ヅチ)を使って木材を組立てているところですが、実際には
立っているだけでも恐いです。
1階でも4メートルの高さの平均台の上にいるのと同じで、
2階の屋根の上ともなりますと8メートルくらいはあります
ので、熟練したの職人さんならではの仕事ですね。
右の写真は、屋根の下地をしているところで、普通の家は
この上にカワラや板金などを葺いていくのですが、私ども
ではこの上に断熱材を敷き込み、その上に再度下地を
組みそして屋根を葺くことになります。
ここまで手をかけてやるがゆえに、機械などに頼らずに家の中すべてが、年間を通して快適に生活できるようになるのです。
神事を済ませ「せんぐ撒き」となるのですが、団地内と
言う事もあり左の写真ようにたくさんの方に集まって
いただきました。
ご近所の皆様、ありがとうございました。
5時からを予定していたのですが、4時くらいから
子供さんを中心に集まってきてくれ始めましたので、
少し時間を前倒ししての開始となりました。
「せんぐ撒き」にも、注意すべきポイントがございます。
撒く施主様には楽しく思い出になるように、わざわざ拾いに来られたみなさんにも
楽しく喜んで頂かないといけませんからね。(笑)
右の写真は、「直会(なおらい)」の様子です。
上棟式の最後の締めくくりで、施主様と造り手との交流会
みたいなものでしょうか。施主様はご自分の住む家をどんな
職人さん達が造るのか、職人さん達は自分たちの手がける
家にはどんなご家族が住まわれるのか、人を知る事により
心が入ってくるのではと思っております。
S様邸は、まだ20代とお若いご家族でございます。
ご紹介して頂いた後に、「今の方はお兄さんかご親戚の
方ですか?」とお聞きしましたら、「父ですよ」との事で、
私よりお若いご両親に少なからずショックを隠せません
でした。(笑)
ネットをご覧になられ訪ねて来られてからのご縁だった
のですが、これからの新しい家での希望を夢を私どもに
託して頂いたのだと思っております。
その期待にしっかり応えられるように、頑張ります!
これから永いお付き合いが始まりますが、
よろしくお願いいたします。
追記:左の写真は長女のNちゃんです。
大工さんにお料理をお配りしているお利口さんです。
2011年3月5日