後悔しない家づくりの心得
ムシムシした湿気を吸ってくれる?!無垢材のパワー
住宅建材やインテリアに使用される木材には、質感の魅力や自然素材であることの安心感だけでなく、肌に伝わる温もりや香りなど、多くの効能が備わっています。
「木の調湿作用」は、無垢材を使用するにあたっての最大の特長といえます。今回はこの無垢材の特徴についてお話してみたいと思います。
1.『木』は、木材となってもちゃんと呼吸をしている
「木は呼吸している。」と、言われても私たち人間の様に空気を吸ったり吐いたりする呼吸とは少し違います。周囲の温度や湿度に合わせて空気中の水分を吸ったり吐いたりしているという意味で、『呼吸している』と表現されています。
注目すべき点は、切られて木材に加工されてもなお、この『呼吸』を続けているという点ではないでしょうか。乾燥した木材は自然に湿気を吸収・放出を繰り返し、室内の湿度を調整しています。という事は、部屋の中が乾燥している状態だと、木の中に含まれている水分を吐き出して縮み、逆に湿気の多いときには、余分な湿気を吸収して膨らむという事になります。こうした現象が『木材は生きている素材』といわれる理由でもあります。
2.木材の水分保持能力は、空気の数倍とも言われている
ここで、空気と木材の水分を保持する能力を比較してみましょう。例えば、8畳ほどの部屋で室内の温度が25℃のときに、室内の空気が含むことができる水蒸の量(飽和水蒸気量)は、厚さ4㎜で1平方メートルの広さの無垢材が飽湿したときの水分量に相当します。
要は空気中の湿度を保つ力よりも、無垢材の湿度を吸収する力の方が大きいので、木材中からの水分の出入りだけで室内の湿度を適度にコントロールする事ができるのです。
2023年3月12日
▶大空間のリビングに陽だまりを感じる高窓のある家 K様邸の「構造・断熱」と「気密試験」の一般公開を行います!
▶【新築完成内覧会】宮崎市 三世代の想いをカタチにした木と塗り壁の家
ご来場いただきました皆さま、ありがとうございました。
次回、皆様にお逢い出来ますのを楽しみにしております。
やわらかな光に心躍り、本格的な春の到来を少しづつ感じる季節になって参りました。
この度、施主様のご厚意により宮崎市大字本郷にて完成内覧会を開催させて頂くことになりました。
Y様邸は、敷地面積約68坪、延床面積38坪の平屋風二階建てとなっており、ご夫婦と小さくてかわいらしい姉妹,そして先々にはご両親までが一緒に暮らせるお家となります。
この先三世代が暮らすお家という事もあり、新しいお住まいの完成を家族みんなで楽しみにしています♪
場所は高台で公園や小学校も近くにあり、小さなお子様がいらっしゃるご家族にはとても暮らしやすい環境です。
当社の作るお家は、熊本や東北の大地震のような災害時でも、大事な家族の生命を守れるよう耐震等級3以上の「長期優良認定住宅」仕様となっております。
省エネ性能は、外貼り断熱工法の「高気密・高断熱住宅」で宮崎ではトップクラスの「HEAT20 G2」の超高性能住宅となっております。
2023年2月28日
パッシブデザインの特徴について
前回は『パッシブデザイン』についてお話させて頂きました。
パッシブデザインって何だろう?←読んでいらっしゃらない方はコチラからどうぞ♪
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今回は自然エネルギーを活用して快適な住まいを作るパッシブデザインですが、具体的にはどんなものなのか、パッシブデザインの特徴をお話していこうと思います。
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保温性を高め、冬は暖かく
パッシブデザインの1つ目の特徴は「保温性」です。
寒い冬になりますと、室内の温かさを保ちながら寒さをしのぐ事になります。室内を温めるときには、電気ヒーターやストーブ、ホットカーペットやこたつ、そして暖房器具など、さまざまな家電を使用するのではないでしょうか。また、室温を保つためにこれらの家電を使い続ける事になります。
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しかし、人工設備に頼らないパッシブデザインの考えは、窓から差し込む日の光の量を多くする他、壁や天井、窓や床などの冷気の通り道にガードを作ることで、保温性の高い住まいを作るというものになります。家をかたち作る基礎の段階で断熱性の高い素材を選んだりと、家そのものの保温性を高めます。
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2023年2月27日
パッシブデザインって何だろう
パッシブデザインとは
パッシブ(passive)は、直訳すると「受動的、受け身である」という意味になります。これだけではあまりわかりづらいですが、パッシブデザインとは、太陽光や風といった自然のエネルギーを活かして、快適な暮らしを生み出す設計手法のことです。
エアコンなど機械が作り出す暖かさや涼しさではなく、太陽の光、熱、風といった「自然エネルギー」によって、居心地のよさを作り出していくところが特徴になります。自然の力を活用して、夏は涼しく、冬は暖かい家にすることで、省エネ・快適・健康を両立することが可能になります。
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夏に涼しく冬に暖かい家づくりが可能なパッシブデザイン
夏は暑い日差しを遮り、冬は室内に熱を閉じ込めて保温し、電気をたくさん使用しなくても日の光で優しく室内を照らすように、自然と共に暮らす仕組みを設計していきます。
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エアコンやヒーターなどの人工設備にあまり頼らず、自然エネルギーを活用するパッシブデザインという考えは、省エネかつ健康的な暮らしを与えてくれるものになるはずです。
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パッシブデザインの基本である「光」と「風」と「温度」をデザインすると、夏涼しく、冬暖かい家づくりが可能になります。夏は、室外の熱さを入れず、室内の涼しさを逃さない家に、そして冬は、室外の寒さを入れず、室内の暖かさを逃さない家。。。
そんな心地よさを実現するためには、採光、風通し、日射熱利用を考慮して設計して行くことが重要であると言われています。
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2023年2月24日