後悔しない家づくりの心得
背割りの秘密
先日お客様に質問された事がありました。ご質問というのがこの部分です。
柱にあるこの『切れ目』は何なのか、そしてこれを行う意味、強度に問題ないかについて質問をいただきました。
この仕事をしていると当たり前に見慣れていたこの柱の切れ目、お客様からの質問がとても新鮮に思いまして、今回ご質問の回答ともにご紹介いたします(*^-^*)
柱の切れ目『背割り』
この切れ目は『背割り』と言います。木材にあらかじめ切り込みを入れる加工する方法です。
木材には、芯去り材(木の中心を外した木材)と芯持ち材(木の中心を持つ木材)があります。
なぜ背割りをするのか?
割れたり、反ったりしにくくするため
天然の木材は収縮したり乾燥したりします。乾燥の過程で「ヒビ割れ」、「反り」、「歪み」が生じやすいのです。すると木材に「割れ」や「反り」がおこります。
前もって『背割り』を入れる事で他の部分(面)の割れを少なくすることができます。
乾燥を促進し、木の狂いをおこしにくくする
木材の背から割れ目を刻むことで、風通しを良くし木材の乾燥が進む役割を果たします。
木材は、乾燥するほど強度が増し、歪(ひずみ)が起きにくくなるのです。
木に大きな狂いが出てしまうと建物全体に狂いが出てしまい、強度が増すどころか、逆に強度に不安のある建物になりかねません。
2024年7月27日
▶【M様邸の着工及び地鎮祭のお知らせ】~木の温もりと香りの中で幼子を育む平屋~
M様ご家族と初めてお会いしましたのは2023年の12月だったかと思います。
ご主人様のお父様が長年、大工をされていたという事もあり、自然素材と性能を重視した家づくりについて探していた時、私どもの「完成内覧会」へご来場していただいたのがご縁でございました。
とても寒い日に見学会にご来場いただいた事で「イズムのお家」の性能を直接ご体感いただけたのではないでしょうか(*^-^*)
身内の方に家づくりの職人さんがいらっしゃるからこそ、私どものつくる家づくりの素材や工法、技術の細やかさもご理解いただけたかもしれません。
2024年7月19日
▶H様邸の上棟・直会を行いました!【木の香りと穏やかな日々を楽しむための平屋】
先月より、都城市天神町で工事を進めておりましたH様邸が無事上棟し、7月11日の吉日に施主様が直会を開催して下さいました。
H様邸は敷地面積約67坪、延床面積約31坪程の平屋で、省エネ性能は外貼り断熱工法の「高気密・高断熱住宅」で宮崎ではトップクラスの「HEAT20 G2」同等の超高性能住宅となっており、こだわりの自然素材を使用しておりますので、1年中快適にお過ごしいただけ、心も体も健康になる住まいとなっております。
2024年7月12日
現在の2割以上省エネできる?ZEH
皆さんはアパートや賃貸や貸家、今現在住んでいる居住空間での日常で使用する光熱費について考えた事はありますか?
毎日生活していると、致し方ない出費ですが、やはり安くなるのであれば少しでも安くしたいものですよね♪
外の外気が室内に伝われば伝わる程、冬は寒く、夏は暑い家になってしまい、その温度をクーラーや暖房器具を使用して快適にしようと無理なエネルギーをたくさん使ってしまう事になります。
今回はZEHと絡めて、快適な室内環境を保ちながら、住宅におけるエネルギー消費量(すなわち光熱費)を削減するコツについてお話したいと思います。
壁や窓は高断熱
ZEHの高断熱な壁・床・窓は、住宅の内外の熱の移動を少なくすることっ住宅内の室温を一定に保ちやすくなります。
- POINT1 夏は日射の熱を室内へ入れない
- POINT2 冬は室内の暖かい熱を外に逃がさない
2024年7月5日
木の強さを知る
古代からヨーロッパではレンガや石造りの建物が建物の素材として使われてきた歴史があり、「石の文化」を言われています。
それに対して日本は「木の文化」である事も広く知られている事です。
ちなみに世界遺産条約に登録された世界最古の木造建築物である「法隆寺」は、創建から1300年余余りの時を経て今現在も変わらずのその姿を保ち続けています。
2024年6月29日