スタッフ日記
気密性能は大工さんの腕が要
平成最悪の被害規模となった西日本豪雨。
死者・行方不明者の数は16府県で200人を超え、なお捜索が続いています。
そしてこの猛暑の中、全国から大勢ものボランティアさんが参加されておりますが、
40度近い異常な暑さによる熱中症が心配です。
どうか皆様、熱中症になられませんよう、心から願っております。
この異常な暑さの中、イズムの建築中の大工さん達も頑張ってくれております。
今回は実際に外断熱の施工している現場の様子をご紹介しますね。
↑ こちらは屋根部分の外断熱の様子です。ベージュ色のボードが断熱材です。
2018年7月24日
自然素材の「塗り壁」と「木」で造るこだわりの注文住宅、N様邸の「断熱及び構造そして気密試験の一般公開」を行いました!
現在、工事を進めております宮崎市下北町のN様邸及び宮崎市吉村町のO様邸の2棟において、気密試験を7月21日(土)に行いました。
そして、N様邸では「断熱及び構造そして気密試験の一般公開」を開催しました。
試験には、今回も「パッシブソーラーハウスの達人」である大分県の住環境プランニングの佐々木社長に実施して頂きました。
最近は、メガソーラーの相談や設置に西日本を中心に飛び回っておられるのですが、そのお忙しい中、イズムさんのためにと来て頂きました。いつもありがとうございます!
今回の一般公開ですが、猛暑にも関わらず、なんと8家族もの方々にお出で頂きました!!
窓や出入り口を締め切っての試験で暑い中、長時間にわたり私どもの説明を熱心聞いて頂き、そして多くの質問まで頂きまして、大変に盛り上がりのあった一般公開であったように思いました。
参加者の数が予想より非常に多かったために、行き届かなかった点もあったのではないかと心配しております。(汗)
地味なイベントではありますが、完成してからでは見えなくなる部分であり、家の重要なところでもある構造や断熱・気密に、多くの方が興味を持って頂いた事は、家造りに携わる者としては大変嬉しかったです。(笑)
気密試験とは、分かりやすく言いますとスキマ風が入らないかどうかを測定するもので、上の写真の機械を使って室内の空気を排出し減圧していきます。
そうして、外の気圧と室内の気圧差を測定し数値である「C値」を算出していきます。
どんなに高価で性能の良い断熱材を使っていても、外部の空気がスースーと家の中に入ってきたら、暖かくもないし、涼しくもないですよね。(笑)
2018年7月23日
宮崎市下北方町のN様邸の、「断熱及び構造そして気密試験の一般公開」を行います!
宮崎市下北方町で、工事を進めておりましたN様邸の断熱・気密工事が完了し、社内検査の一貫である「気密試験」を行うことに致しました。
2階建ての床面積37坪で、熊本大地震のような時でも大事な家族の生命を守れるよう「長期優良住宅仕様」を標準とし、さらに地熱利用の高気密・高断熱のこだわりの高性能住宅になっております。
梅雨の時期でもベタベタすることなく、室内はサラッとした爽やかな空間に包まれ、夏の猛暑の時期でも、27℃~28℃設定のエアコン1台で家全体が木陰のような涼しさで快適に過ごせますので、熱帯夜など全く関係なく夜も熟睡できます!
真冬の極寒の時期でも、エアコンは使わず、深夜電力利用の蓄熱暖房機1台で24時間、家全体が優しい暖かさにつつまれます。
朝、起きる時、お風呂で裸になる時、夜中にトイレに起きる時など、寒いとか暑いとかの思いをせずに一生涯暮らす事ができますよ!
今までの木造住宅での生活とは全く違った、生活スタイルが送れます。
周りの木造住宅とは全く違う「何故?そうなるの」を皆様に少しでも分かって頂きたく、今回の一般公開とさせて頂く事に致しました。
開 催 日 : 2018年 7月 21日、土曜日
開催時間 : 15:00 気密試験開始予定 (所要時間は30分くらい)
開催場所 : 宮崎市下北方町椎ケ迫5508-21(大淀川学習館裏手)
お申込み方 : 「完全予約制」 ホームページ、メール、お電話
※こちらのイベントは終了しました。
猛暑にも関わらず大勢の方々が参加してくださり、大変盛り上がりました。ありがとうございました。
その模様はこちらにてご覧になれます(^^)
↓ ↓ ↓
https://www.ismhome.jp/blog/past-event/post-233.html
なお、宮崎市まなび野にあります「体感住宅モデルハウス」は、ご予約頂きましたら土・日に関わらずいつでも見学いただけます。
家全体が優しい木の香りと爽やかな涼しさに包まれております。是非一度体感されてみませんか?
2018年7月11日
眺望を楽しむための大きなバルコニーのある「塗り壁」と「木」で造る健康住宅、N様邸の上棟式を行いました!
先月より、宮崎市下北方町で工事を進めておりましたN様邸の上棟式が6月30日(土)の良き日に執り行われました。N様邸は、敷地面積約70坪、2階建の床面積37坪となっております。
建て方初日は雨が少しパラついていたのですが、2日目以降はお天気に恵まれ順調に安全に作業を進める事が出来ました。毎回、思う事ですが、12cmの幅の木材の上で重くて大きな木材を組み立てていく大工さんは凄いですよね。
私も工務店として家造りを永くしておりますが、未だに高いところは苦手です。(汗)
下の写真は、施主のN様が「棟札(むなふだ)」をお子さんと一緒に書いているところです。
この棟札は、神事の後は屋根裏に取り付けますので、殆どの場合は見ることはなくなるのですが、家とご家族の安全を祈願するものになります。
2018年7月6日
日本の気候に合った家づくりを…
ネットで「日本の気候」と検索してみました。
↓ ↓ ↓
「日本の気候は、ほとんどの地域は 「温帯」 に属し、温帯のうちの温暖湿潤気候に属する。
だが北海道や東北地方は 「亜寒帯(冷帯)」 に属する。…(以下略)」
このように、日本が湿度の高いことは皆さんもご存知だと思います。
この多湿の環境の中で家が傷んでしまわない「家づくり」とは???
前回、湿気や温度差によって発生する「内壁結露」のお話をしました。
湿気でカビが生えて壁の中の構造材を腐らせてしまうという恐い実態です。
↓ ↓ ↓
https://www.ismhome.jp/blog/staff-diary/post-225.html
木材が腐るとシロアリも発生しやすくなりますし、何よりも耐久性が無くなってしまいます。
そんな時に、熊本や今回の大阪のような地震が起きてしまったら大変ですよね。
壁の中の構造材を湿気やカビから守るために必要なこと・・・
それは、通気と放湿です!
そのために私どもが取り入れております工法があります。
それは外断熱工法です。
外断熱とは上図(左図)のように構造材を外側で断熱しますので、壁の中に空洞が出来ます。
そこに空気を流すようにすれば、木が呼吸することが可能になります。
それは居住空間だけでなく、大切な「壁内」も外気の寒暑や湿気から守ることができるのです。
2018年7月5日