後悔しない家づくりの心得
住宅性能評価書を取得するメリット
前回は「住宅性能評価書」とは何なのかをお話しました。
▶住宅性能評価書ってなあに?←見ていない方はまずはこちらをクリック♪
今回は住宅性能評価書を取得する際のメリットについてお話していきたいと思います。
住宅性能表示制度のおさらい
住宅性能表示制度とは「住宅の品質確保の促進等に関する法律」に基づいた制度で、国に登録されている第三者機関が、共通基準である「評価方法基準」をもとに評価するというものです。
必須の項目としては以下の4項目となります。
- 構造の安定
- 劣化の軽減
- 管理維持・更新への配慮
- 温熱環境
2024年10月26日
高気密な住宅が必要な4つの理由
快適な住宅をつくるために、断熱性能とセットで欠かせないのが「気密性」です。
気密性とは、「どれだけ隙間のない家か」の事を指しています。
「風通しの良い家の方が良いのでは?」と思われる方もいらっしゃると思いますが、今回は、高気密な住宅が必要だといわれるポイントをわかりやすくお話ししていこうと思います。
すき間のある家というのは、温まりにくく、底冷えし、花粉や有害な科学物質が入り込んでいる可能性があります。
2024年10月19日
▶【新築完成内覧会】無事終了いたしました!宮崎市高岡町 幼い子供たちの健康と成長を大切に考えた木造りの家
先月9月22日、宮崎市におきまして、施主様のご厚意により完成内覧会を開催させていただきました。
快くご快諾いただきました施主様、そして御来場頂きました皆様には心より感謝申し上げます。
当日は、バケツをひっくり返すような大雨が降り、湿度が高く、なんとも不快指数の高い日でしたが、当日はある意味、自然素材がもつ本来の力をより実感できる、まさに『内覧会日和』となりました。
今回のお家は、延床面積約34坪の平屋で、和室や今後2部屋に区切れる10畳程の子供部屋や寝室、ランドリールームもありましたが、リビングにあるクーラー1台で部屋全体が涼しくとてもカラっと快適な空間になりました。
私どものつくる「イズムの家」は体感するのが一番早いと思っております。
ですので外が大雨で湿気が多い日は私共にとっては、家づくりの材料やつくり方によって、どれだけ快適になるか理解していただけるチャンスでもありました(*^-^*)
自然素材地震が呼吸するするため、『本物の木』と全内壁に使用している漆喰が湿気を吸着してくれます。
ですので湿度が多い雨の日は、家全体が除湿器の役割を果たしてくれて、室内中が自然なカラっとした空間となります。
家の性能や素材にこだわるだけで、こんなに空間内が快適になるんだと、お客様も驚かれたご様子でした。
2024年10月12日
「生涯コストを抑える」家づくり
以前にライフリサイクルコストとは何かを簡単にお話いたしました。
(知ってますか?ライフサイクルコスト)◀見てない方はコチラから
今回は家づくりにかかる費用の考え方についてお話してみたいと思います(*^-^*)
「家を建てるのにいくら必要なのか?」は考えていても、建てて住んだ後に「いくらかかるか?」という事はなかなか頭にイメージがわかない方が多いのではないでしょうか?
建築費(イニシャルコスト)をできるだけ抑えたいと考えるのは当然の事だと思います。
しかし、性能を高めることより、建築費を抑えることばかりを優先し過ぎてしまうと、結局はトータル金額が高くついてしまっているというケースも少なくないのです。
もともと耐用年数の短い住宅や資産価値が低い住宅になりますと、20年の間でもメンテナンスや維持管理費用がかなり多くかかってしまう事になります。
新しい家だからこそ、メンテナンスなどのイメージはなかなか湧きにくいですよね。
しかし建てた時に、その『見えにくいランニングコスト』が、家の性能として大きな差を生む事になるのです。
家に住むための費用は、最初の建築費だけではなく、建ててからも色々な費用がかかっていくことをぜひ覚えていていただければと思います(´・ω・`)
2024年9月7日
住めば住むほどよくなる家
建造物は必ず建てたその瞬間から劣化をし始めていきます。もちろんですが建ててお引渡ししたその瞬間からどんどん朽ちていってしまいます。
そして長く住まうためにはメンテナンスをしていかなければなりません。
最近では人生100年時代と言われていますし、家を建てたからには末永く自分の家で快適に過ごしたいと思うのは当然ですので、そんな事を言われてしまったらかなり不安に思ううのではないでしょうか。
では「住めば住むほどよくなる家」とは一体どんな家なのでしょうか?今回はそんなお話をしていこうと思います(*^-^*)
素材によって決まる「良い家」
工業製品としての木質系材料に対し、本物の木は「無垢材」と呼ばれます。
木をスライスして化学糊で貼り合わせた「集成材」や「合板」は、ひとつひとつにクセのある木材と比べて均質で扱いやすいため、世間に多く広まりました。
人工的につくられた素材ですので劣化していくのは自然な事だと思います。
しかし、それに比べて無垢の木の家というのは本来ある「木」そのものですので劣化と言われる捉え方が変わってきます。
木の場合ですと、木自体がどんどん乾燥していきます。しかし「木は呼吸」する素材ですので、長い年月をかけて進化していきます。
「時間が経つほどに深まる」「味が出てくる」などという言葉で例えられる事が多いかもしれませんね。
建てて間もない真新しい木の家は明るく、清々しい感じがしてよいのものですが、長く住み続けるにつれ、木の肌合いは色艶が深くなり、より落ち着いた雰囲気や味わいを醸し出すようになります。
そして、見た目や風合いもさる事ながら、木の家というのは完成した時から長い年月をかけて乾燥していき、木本来の木の強さが増していくので年々その価値を増していくのです。
2024年8月31日