後悔しない家づくりの心得
理想の土地を見つけるには?その2
前回良い土地を見つけるポイントをご紹介しました。
▶理想の土地を見つけるには?その1←見ていない方はコチラをクリック♪
理想の土地探しのコツ
今回は理想の土地を探すためのポイントをご紹介しようと思います。
ポイントを上手に押さえる事でより理想に近い、そして自分たちにとってぴったりな土地が見つかもしれません♪ぜひ参考になればと思います。
現地に行って周辺環境をチェックしてみましょう
インターネットやチラシなど今現在は情報源として調べるツールがたくさんあるので気になる土地が見つかったら現地に行くことがとても大切です。不動産会社で周辺情報を教えて下さったりしますが、聞くのと、実際に見るのとでは印象が違う事も結構あります。
周辺に何があるのか、高低差はどのくらいあるのか等、実際に現地を見に行かなければわからない事も多くあります。隣家までの距離が思った距離と違ったり、思ったよりも坂の勾配がきつかったりということは、よく起こり得ますので必ず現地に行き、しっかりと確認して頂きたいと思います。
建ぺい率・容積率を調べてみましょう
いいなあと気になる土地が見つかったら、その土地の建ぺい率と容積率を調べてみましょう。建ぺい率とは、土地面積に対する建物の面積の割合です。
土地全体にめいっぱい建物を建てる事はできません。土地の広さと建ぺい率によって建物の広さが決まります。一方の容積率は、土地面積に対する建物の延べ床面積の割合の事を指します。延べ床面積ですから、2階建ての建物であれば、土地面積に対する1階と2階の床面積の合計となります。理想の住まいが何坪くらいなのか、駐車スペースを何台取らないといけないのか等とも関わってきますので、ぜひ検討している建築会社さんや不動産会社さんに相談して、わからない部分をしっかりと聞いて見ましょう。
災害リスク・ハザードマップを確認してみましょう
目的とする土地の災害リスクを確認することも大切です。検討している土地の、その場所だけに絞ってリスクを知るのではなく、その地域全体にどのようなリスクがあるのかも知っておくべきだと思います。
参考としてよく活用されているものの一つにハザードマップポータルサイトというものがあります。
洪水、土砂災害、高潮、津波のリスク情報や、道路防災情報を知ることができるほか、土地の特徴や成り立ちなどが地図から確認できます。
完璧に安全な土地はなかなかありませんが、リスクの高い土地や、万が一のときに対応できない場所など選ぶ土地の特性をしっかりと把握して頂きたいなと思います。
土地探しの注意点
土地探しで、あらかじめ念頭に置いておきたい注意点をいくつかご紹介してみたいと思います。
ライフラインが整備されているか確認しましょう
更地で売られている土地は、まだライフラインが整備されていないことがあります。ガス管や、上下水道の配管があるかを、早い段階で確認しましょう。ライフラインを新たに引き込まなければならない場合、追加で工事が必要になり費用が土地代と別途でかかる場合もあります。
新興住宅地や分譲地、新しい造成地などはすでに整備されているケースが多いので選ぼうとしている土地のライフラインの整備状況が一体どうなっている状況なのかをしっかり確認してみましょう。
造成工事が必要かどうか調べましょう
高低差のある土地の場合は、家を建てるために造成工事や、擁壁工事が必要になるケースがあります。低い土地は、土砂が流れ込んでくる可能性があるほか、土地の高さを揃えるために造成工事が必要になる場合もあります。一方、高い土地であれば、高さを出している斜面が崩れてこないよう、擁壁工事などが必要になるかもしれません。
土地の高低差を活かして家が建てられるか検討するのはなかなか難しいと思いますので、検討されている建築会社に相談をしてみましょう。間取りを書く側としても一緒に見て考える事ができればより良いお住まいづくりができますし、工事の必要性の有無含めてプロ同士で話をしてくれるので心強いのではないでしょうか。
境界線ははっきりしているか?
はっきりと境界線が確定しているかをあらかじめ確認しましょう。
境界標は現地で確認可能、また登記簿や確定測量図に関しては不動産会社が把握しています。
もし、隣家との境界線が明確でない場合は、購入前に売り主と隣家との間で決めてもらうことが大切です。
明確になっていないと、住んでからトラブルになるリスクがありますので境目となっている垣根や塀の所有権はどちらなのかも、あわせて確認しましょう。
不安ない場合は不動産会社や建築会社に連絡し、一緒に見てもらうのも良いかと思いますのでお気軽にご相談くださいね。
土地探しのコツは、事前にいくつかのポイントを決めて、そして実際にしっかり現地を見ることが大切だと思います。
その土地が持つリスクや、あらかじめライフラインが敷設されているか、境界線は確定しているかどうか、ということも購入手続き前に確認しておかなければなりませんので、ぜひ建築会社さんにも相談して一緒に把握していきましょう。
コツを押さえておけば、希望の土地が見つかる確率が上がりますし、土地に関連するトラブルの可能性のリスクをできるだけ小さくすることもできます。
地域の不動産会社や建築会社さんに何でも相談してぜひ理想の土地を見つけてください。
皆さんの理想のお住まいづくりが少しでも前に進むと良いですね(*^-^*)
2022年11月27日