後悔しない家づくりの心得
良い土地の条件【社会的条件】を考えてみよう
前回は『自然的条件』という視点から良い土地を考えてみました。
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良い土地の条件というものは自然的条件ばかりではありません。
これから生活していく場所と考えていきますと、人間が作り出した環境や道路の接面状況、駅や店舗までの距離といった社会的な条件も大変重要になってきますね。
自然環境が優れていなくとも、利便性が高い土地のほうが住みやすいという方もいらっしゃいます。
今回は、『社会的条件』という視点から、どうやって土地を見ていけば良い条件になるのかを考えてみようと思います。
1.道路の接面状況が良好
道路と接している距離が長くて、間口が広い土地はとても人気があります。一方、袋地や旗竿地といった間口の狭い土地になりますと車等の出入りが大変だったりという事もあり避けてしまいがちです。法律上としましても、間口が2m未満の土地では家を建てる事ができませんので道路との接面状況というのはとても大切な事となります。
道路の幅も大切なポイントになります。車が余裕をもってすれ違うことができると仮定しますと、約6mの幅が必要となってきます。
日本では幅4m程度の幅しかない道路も多くあり、セットバックが必要になったり、すれ違う際は離合して譲り合って通行をする等しなければならない道路もありますので、土地を確認する際は、道路の幅と間口の広さを一緒に確認する様にしましょう。
2.駅や店舗に近い
鉄道の駅や店舗、公共施設に近いと生活する上での利便性が向上します。その土地のセールスポイントにもなりますし、資産という視点から見ても価値が下がりにくいものとなります。しかしその一方で、線路に近すぎると騒音が気になったりという問題も出てきたり、必ずメリットとデメリットは存在しますのでしっかりと検討した方が良いでしょう。
大規模な店舗に近すぎると週末は渋滞などが起こる可能性も出てきますので、施設に近すぎずそして遠すぎずといった距離が理想的かもしれませんね。
3.学校区について
購入を検討している土地から学校区までの距離がどれくらいあるのか、そして通学する時にバス停等がどこにあるのか、そして電灯の有無や歩道の幅など、整備がなされているか等を確認するというのが一般的ではないかなと思います。
中には公立小学校や中学校の場合、学区を重要視する方もいらっしゃいます。ブランド学区とも呼ぶべきものが都市部を中心に存在するのも事実です。学校のレベルが高かったり、評判のよい学習塾が近くにあったりと教育環境が整っている等、力を入れている地域もあります。そういった地域はブランド学区と呼ばれ、土地自体の競争率が高いものとなります。
4.騒音や臭気がないかどうか
幹線道路や鉄道の線路、においを放つ工場などがない土地のほうが生活しやすいとされていますが、騒音や臭気は避けようがないというのが実情です。
建物の性能で多少、音やにおいを軽減させることは可能なのですが、影響をないものにするというのはやはり限界があるものです。
これらは季節や風向きによっても影響に変化が生じます。こういった事になりますと、自ら赴き、現状を調査するか、周辺にヒアリングをして確認した方が良いでしょう。
いかがでしたか?
当り前の様ですが、実際土地を探す時には、見るべきポイントがたくさんあり、確認するべきポイントを見落としがちです。
ぜひ、要点をまとめておき、ひとつひとつをチェックし、夢のマイホーム計画を一歩一歩進めていきましょう♪
2023年4月15日