後悔しない家づくりの心得
調湿されるとなぜ快適と感じるのか?
生活する上で、冬には室内の乾燥が気になり、梅雨になるとジメジメとした湿気で不快な気分になったりと、不快な経験をされた方は必ずいらっしゃる事かと思います。
そもそも加湿や除湿による湿度の違いで快適さや不快さの感じ方が変わるのは一体なぜなんだろうという、まずはその『なぜ不快に感じるのか?』という『湿度』の仕組みについてお話したいと思います。
湿度とは、空気中の水分の割合の事を指します。
同じ温度の環境にいたとしても、湿度が高い所は『暑く』(暖かく)感じ、湿度が低い所は『寒く』(涼しく)感じます。
同じ温度なのに湿度によって温度の感じ方が変化するというのはとても不思議ですよねぇ(/・ω・)/✨
そして湿度を適切な状態に調節する事を『調湿』と言います。
調湿する方法としては、除湿器や加湿器によって人工的に湿度を調整する方法と、建築材料などの特性をうまく活用するという自然に調節する方法の2つがあります。
2023年8月14日
床の穴の謎??
初めて完成見学会にいらっしゃる方や、体感モデルハウスにご来場くださるお客様に聞かれる事があります。
↑この穴を埋めているこの部分は何ですか???
無垢材の床をまじまじと見る機会はそうないと思いますのでぜひここでご紹介したいと思います(*^-^*)
まずはこの穴の部分を説明するために、木本来の仕組みについて触れながらご説明いたします♪
この部分は「木の節」という部分にあたります。
木は、枝を切ったり、自然と折れたり、そして腐ったりと・・・繰り返しながら、長い年数をかけて成長していきます。
長い年月をかけて枝だった部分が年輪に取り込まれ、幹の一部となって育っていくのです。
こうやって幹の年輪に取り込まれた「枝であった部分」が「木の節」と言われる部分になるのです(/・ω・)✨
2023年8月12日
無垢材の床と厚みの秘密
皆さんは無垢材のフローリングを見たことはありますか?
木でできているフローリングの材料は、大きく「複合材」と「無垢材」の2つにわけることが出来ます。
その中でも無垢材のフローリングは、天然木100%の板で他の木材が混ざっていない、無垢材を使った床材の事を言います。
天然木独特の芳香があり、手触りがよいという特徴があり、時間が経過すると徐々にその表情を変えるので、長年にわたって風合いを楽しめるのも無垢フローリングの魅力です(*^-^*)
2023年8月5日
うづくりの床の質問あるある
先日、行われた完成内覧会では、「イズムの家」を初めて見るお客様方には木の香りや真夏の猛暑でも快適な室内空間を体感していただき、とても喜んでいただく事ができました。
色々なお話をしていく中で、床について色々な質問を頂きましたのでここでご紹介してみようと思います♪
Q. うづくりの床って一体何ですか?
「うづくり」とは、木の柔らかい部分を磨きながら削ってへこませ、年輪が凹凸になるように仕上げる加工法の事です(*^-^*)
杉などの柔らかい木材ならではの仕上げ方法で、木目が浮き上がった仕上がりのフローリング材は床に多く採用されています。
Q. 浮き上がっている部分がけば立ったり、ささくれたりしませんか?
わたしたちのつくる「イズムの家」で使用しているのは「音響熟成木材」という材料で、木材を乾燥させるときに木の細胞が破壊されない様、そして木本来が持つ木の油分が残された「生きている木材」を使用しています。
床自体が過度な乾燥を防いでくれるので、けば立ったり、ささくれが起こる様な事はほとんどありません。年数と共にツヤが出て来て、よりなめらかな木肌になっていくのが特徴です。(ちなみに上の画像は10年経ったモデルハウスの床で、経年劣化と共になめらかな風合いになっています)
もし、ささくれが出きそうな箇所があった場合には、サンドペーパーをかけて処理する事もできます。
2023年7月29日
本物の木は五感を癒してくれます
森の木を伐採して製材した「無垢材」は時の経過と共にますます魅力を増す「価値ある木の家」を作ることができます。
「いい香り」
「優しい手触り」
「木の肌の美しさや艶」
「足の裏の柔らかい触感」
「音の響き」
などなど、本物の木には、人の五感を癒す作用があります。
「本物の木」とあえて書いてみました。
最近「本物ではない木」や木を材料とした家を「木の家」と呼んでいる所も多いからです。
ひとつひとつクセの出る木材に比べて、木をスライスし、化学性の糊で貼り合わせて作られた「集成材」や「合板」は、とても扱いやすく、そちらの方を使用する会社の方が多くなってきた様に感じています。
しかし、「集成材」を使用して作った家と「本物の木」を材料として作った家の良さは、香りや感じ方が全く違います。
2023年7月22日