後悔しない家づくりの心得
②初めての家づくりの基礎知識【着工~お引渡し編】
前回は家づくりを考え始めて、一体何をすれば良いのかを順序だててお話させていただきました。
▼▼見てない方はコチラを先に読んでみてくださいね▼▼
今回は契約が締結し建築に取り掛かる段階からお引渡しまでをご説明してみたいと思います。
一つ一つの事柄は今後詳細にご説明しようと思いますので、今回は大まかな括りでの流れとしてご説明しようと思っています。
これからお住まいづくりを考えている方も、今現在着工中の方も知っていて損はしない知識ではありますので参考になれば幸いです。
1.地鎮祭を行い、着工します
神主さんを招いて工事の安全・家族の末永い繁栄を土地の神様に祈願をする地鎮祭といわれる神事を行います。
その後に、工事期間中はご近所の方にご迷惑をかける事もあるかもしれませんので、近隣の方々に着工のご挨拶をして回ります。地鎮祭が終わりますといよいよ着工になります。
2.上棟式をしよう
柱・梁・桁(けた)などの骨組みが完成し、一番高いところに棟木が組まれたら上棟式という神事を行います。
工事の無事やその後の安全と完成を祈願する意味合いが込められています。
上棟式後には「餅まき」を行います。宮崎では方言でせんぐまきと言いますが県外などでは餅まきや餅投げなど色々な言い方があります。地域よっては行わない所もあります。家を建てるということは元来、大きな厄災を伴うことでもあり、お金や餅をまいて持ち帰ってもらうことで、厄災を分散するという目的もある様です。施主様が棟に上がり、お餅やお菓子などをまきます。
餅まきが終わると直会(なおらい)を行います。直会とは、共飲共食儀礼ともいい、地鎮祭に参加した者が神に供えた物のお神酒や神饌を食することを言います。施主様がご家族や職人さん、そして私共でちょっとした食事会を行い親睦を深めます。職人さん方と施主様との顔合わせという意味合いもあります。
3.竣工検査を終え、引き渡しを受けよう
屋根・外壁・設備・室内造作をチェックしましょう。建築を依頼した会社の担当者と一緒に立ち会って、設計図通りなのか、不具合がないか等最終チェックを一緒に行います。不具合等、気になった部分があればお伝えください。確認をして対応してもらいましょう。施主様との検査が終わると、役所に建築の工事が終わったという工事の完了届を提出します。
その後、実際に図面に基づいて建築が行われたかどうかを各地方自治体の特定行政庁、あるいは民間の指定確認検査機関に依頼をして検査を受けます。これを完了検査といいます。
問題ないという事でこの完了検査に合格しますと検査済証をもらう事ができます。
検査済証の交付を受けて、やっと建物を使用できるようになります。住宅の保証書などの必要書類とカギを受け取り、やっとお引渡しとなります。
2022年12月23日
①初めての家づくりの基礎知識【探す~契約編】
御結婚や新しいお子様の誕生、お子様の成長に伴ってであったり、日常生活のあり方の変化によってお住まいづくりを検討される事と思います。そのタイミングは人それぞれ。さあ家づくりをそろそろ考えよう!と思った時、まず何から始めたら良いのでしょうか?
土地探し、建築会社探し、資金計画などなど。。一体どれから手を付けたら良いのかわからない事だらけできっと不安になる事かと思います。
「そろそろ真剣に家を建てようか。」そんな思いが膨らんだ今こそ家づくりの絶好の機会。しっかりとした知識を身に付け、マイホームの夢をかなえましょう。一般的な家づくりの流れについて慌てない様に順序良くお伝えできたらと思います♪
まずは理想のマイホームを形にするために、いつ何をするべきかを見てみましょう。
2022年12月20日
理想の土地を見つけるには?その2
前回良い土地を見つけるポイントをご紹介しました。
▶理想の土地を見つけるには?その1←見ていない方はコチラをクリック♪
理想の土地探しのコツ
今回は理想の土地を探すためのポイントをご紹介しようと思います。
ポイントを上手に押さえる事でより理想に近い、そして自分たちにとってぴったりな土地が見つかもしれません♪ぜひ参考になればと思います。
現地に行って周辺環境をチェックしてみましょう
インターネットやチラシなど今現在は情報源として調べるツールがたくさんあるので気になる土地が見つかったら現地に行くことがとても大切です。不動産会社で周辺情報を教えて下さったりしますが、聞くのと、実際に見るのとでは印象が違う事も結構あります。
周辺に何があるのか、高低差はどのくらいあるのか等、実際に現地を見に行かなければわからない事も多くあります。隣家までの距離が思った距離と違ったり、思ったよりも坂の勾配がきつかったりということは、よく起こり得ますので必ず現地に行き、しっかりと確認して頂きたいと思います。
建ぺい率・容積率を調べてみましょう
いいなあと気になる土地が見つかったら、その土地の建ぺい率と容積率を調べてみましょう。建ぺい率とは、土地面積に対する建物の面積の割合です。
土地全体にめいっぱい建物を建てる事はできません。土地の広さと建ぺい率によって建物の広さが決まります。一方の容積率は、土地面積に対する建物の延べ床面積の割合の事を指します。延べ床面積ですから、2階建ての建物であれば、土地面積に対する1階と2階の床面積の合計となります。理想の住まいが何坪くらいなのか、駐車スペースを何台取らないといけないのか等とも関わってきますので、ぜひ検討している建築会社さんや不動産会社さんに相談して、わからない部分をしっかりと聞いて見ましょう。
災害リスク・ハザードマップを確認してみましょう
目的とする土地の災害リスクを確認することも大切です。検討している土地の、その場所だけに絞ってリスクを知るのではなく、その地域全体にどのようなリスクがあるのかも知っておくべきだと思います。
参考としてよく活用されているものの一つにハザードマップポータルサイトというものがあります。
洪水、土砂災害、高潮、津波のリスク情報や、道路防災情報を知ることができるほか、土地の特徴や成り立ちなどが地図から確認できます。
完璧に安全な土地はなかなかありませんが、リスクの高い土地や、万が一のときに対応できない場所など選ぶ土地の特性をしっかりと把握して頂きたいなと思います。
2022年11月27日
理想の土地を見つけるには?その1
家を建てるにはまず土地が必要です。理想の家づくりは、理想の土地探しからとも言われています。どんなに建物の外観や内部が理想通りに完成したとしても、立地が望ましくなければ台無しです。
土地は不動産会社などでも探してもらえますがパソコンのオンライン上で情報を検索したり、実際の土地を動画で確認する事も可能になってきていますね。
しかし自分たちの足で現地を確認することは、やはりとても大切な事だと思います。今回は、土地探しをする際に、どのようなことに注意をして探せば良いかをご紹介してみようと思います。
土地を探す方法
- インターネット
- 不動産会社
- ハウスメーカー、工務店
- 自分で探す
インターネットには土地情報サイトや、不動産サイトがたくさんあり、簡単に検索できる反面、選択する候補もそれだけ多く増えます。
選択肢の数に対して、自宅から検索をかけられるため移動の必要がないため、効率よく探すことが出来ます。
しかしインターネットには掲載されない土地もあるため、不動産会社などへ定期的に顔を出してみたり、現地を見てみたりする等、直接的に行動する事もされた方が良いと思います。業者さんに依頼をする際は、希望エリアに近い業者へ頼むのがおすすめです。
2022年11月25日
コロナ禍と間取り!?
ここ数年は新型コロナウイルスの影響もあり、帰省や旅行の自粛など、規制せざる負えない雰囲気が続いております。
働き方も在宅ワークが可能になったり、休みには「おうち時間」という自宅でのんびり過ごす時間も増えて家のあり方としてもかなり大きく変化してきました。
今回はコロナ禍以降、変化したと思う家づくりについて書いていきたいと思います。
コロナ禍だからこそ注文住宅?
お子様が増えるのを機に家づくりを検討される方は多いと思いますが、決まった形にとらわれる事なく、自由に間取りが考えられる注文住宅をあえて選び、その上でお話を聞きに来て下さるお客様が増加している様に感じます。
おうち時間が長くなったことで、家の中のさまざまな不便や不具合に気づく方も増えており、更にご自分達の生活に合った自分達だけの間取りを作りたいという思いが強くなったのではないかと感じています。
コロナ禍以降、間取りに変化が?
「コロナ禍」によって住まいに対する考え方の変化は間取りにも反映してきていると感じます。
注文住宅でこだわりたい空間の上位に挙がってくるのはコロナ禍の前から「キッチン」と「リビング」の空間でした。
一方で、コロナ禍以降にニーズが高まった空間は「洗面」や「ワークスペース」です。この2つは、新型コロナウイルスの流行によってニーズが大きく高まった空間だと思います。
洗面スペースと家事動線
新型コロナウイルスが流行して以降「帰宅後すぐに手洗いできるように」と玄関近くに設置されたり、玄関からリビングを通らずスムーズに洗面所いける様にしたいという生活動線の工夫が増えました。コロナ禍によって少しでも快適に過ごしたいという想いが込められていると思います。
直接蛇口に手を触れなくても良い様にという事で、自動水栓へのニーズもかなり増えております。
ワークスペース
「在宅勤務」「テレワーク(リモートワーク)」という理由で、ワークスペースにこだわりたいという意見も増えており、活用の仕方はさまざまではありますが、間取りに必須のスぺースになりつつあります。
2022年11月19日