後悔しない家づくりの心得
後悔しないために知っておきたい『木の家』
天然の木の香りや手触り、風合いが楽しめるというというのが木の家で暮らす一番の魅力ではないかなと思います。
『木の家に住みたい』と漠然と考えているという方はよく耳にしますが、木の家というのは自然本有の素材を生かして家づくりを行なっていますので、理解を深めた上で家づくりを行なわないと、逆に『後悔ポイント』になりまねません。
今回はそういった方に『後悔しないために知っていてほしい事』を簡単にご紹介していきたいと思います。
コストは割高になってくる
無垢材は、合材よりも耐久性が高く、自然ならでは強度もあるため、昔から多くの建築物の建材として使用されてきました。
合板等扱いやすい加工された色々な建材が出てきた昨今では、無垢材をたくさん使用するとなる建築時のコストがやはり高くなってしまいます。
長期的な目で見た時にコストがかからないという考えを元にこだわっている部分ですので、その部分をご理解いただけると満足度の高い家づくりができるのではないでしょうか♪
傷が付きやすい
無垢材は天然の木をそのまま使っており、素材として柔らかいという特徴があります。そこが足の裏に優しかったりする良い特徴でもあるのですが、力が加わると「傷が付きやすい」という事にもなります。
確かに柔らかい無垢材は傷が付きやすいのですが、適切なお手入れをすれば「元の状態に修復する」ことが出来るのも無垢材の特徴です。
これは合板の素材にはない特徴で、無垢材ならではのメリットともいえるのではないかなと思います。
2024年8月3日
背割りの秘密
先日お客様に質問された事がありました。ご質問というのがこの部分です。
柱にあるこの『切れ目』は何なのか、そしてこれを行う意味、強度に問題ないかについて質問をいただきました。
この仕事をしていると当たり前に見慣れていたこの柱の切れ目、お客様からの質問がとても新鮮に思いまして、今回ご質問の回答ともにご紹介いたします(*^-^*)
柱の切れ目『背割り』
この切れ目は『背割り』と言います。木材にあらかじめ切り込みを入れる加工する方法です。
木材には、芯去り材(木の中心を外した木材)と芯持ち材(木の中心を持つ木材)があります。
なぜ背割りをするのか?
割れたり、反ったりしにくくするため
天然の木材は収縮したり乾燥したりします。乾燥の過程で「ヒビ割れ」、「反り」、「歪み」が生じやすいのです。すると木材に「割れ」や「反り」がおこります。
前もって『背割り』を入れる事で他の部分(面)の割れを少なくすることができます。
乾燥を促進し、木の狂いをおこしにくくする
木材の背から割れ目を刻むことで、風通しを良くし木材の乾燥が進む役割を果たします。
木材は、乾燥するほど強度が増し、歪(ひずみ)が起きにくくなるのです。
木に大きな狂いが出てしまうと建物全体に狂いが出てしまい、強度が増すどころか、逆に強度に不安のある建物になりかねません。
2024年7月27日
現在の2割以上省エネできる?ZEH
皆さんはアパートや賃貸や貸家、今現在住んでいる居住空間での日常で使用する光熱費について考えた事はありますか?
毎日生活していると、致し方ない出費ですが、やはり安くなるのであれば少しでも安くしたいものですよね♪
外の外気が室内に伝われば伝わる程、冬は寒く、夏は暑い家になってしまい、その温度をクーラーや暖房器具を使用して快適にしようと無理なエネルギーをたくさん使ってしまう事になります。
今回はZEHと絡めて、快適な室内環境を保ちながら、住宅におけるエネルギー消費量(すなわち光熱費)を削減するコツについてお話したいと思います。
壁や窓は高断熱
ZEHの高断熱な壁・床・窓は、住宅の内外の熱の移動を少なくすることっ住宅内の室温を一定に保ちやすくなります。
- POINT1 夏は日射の熱を室内へ入れない
- POINT2 冬は室内の暖かい熱を外に逃がさない
2024年7月5日
木の強さを知る
古代からヨーロッパではレンガや石造りの建物が建物の素材として使われてきた歴史があり、「石の文化」を言われています。
それに対して日本は「木の文化」である事も広く知られている事です。
ちなみに世界遺産条約に登録された世界最古の木造建築物である「法隆寺」は、創建から1300年余余りの時を経て今現在も変わらずのその姿を保ち続けています。
2024年6月29日
▶【新築完成内覧会】無事終了いたしました!都城市上長飯町 新しい家族と緑に囲まれ穏やかに暮らす平屋の家
今月5月15日~16日、都城市におきまして、施主様のご厚意により完成内覧会を2日間にわたり開催させていただきました。
快くご快諾いただきました施主様、そして御来場頂きました皆様には心より感謝申し上げます。
雨が多いこの梅雨の時期は、湿度も高くて蒸し暑い、なんとも不快指数の高い季節ですが、当日は自然素材がもつ本来の力をより実感できる、まさに『内覧会日和』となりました。
今回のお家は、延床面積約44坪という大きなお住まいだったのですが、寝室にある6畳ほどのクーラー1台で家全体がとても涼しく快適な空間になりました。
私どものつくる「イズムの家」は全ての壁が『幻の漆喰』という塗り壁仕上げとなっております。
自然素材の木と全内壁に使用している漆喰が湿気を吸着し、
室内中カラっと心地よく、不快さを全く感じないんです♪
家の性能や素材にこだわるだけで、こんなに空間内が快適になるんだと、お客様も驚かれたご様子でした。
室内1台づつにクーラーをかけなくてもいいっていう事だけでも、夏はかなり節電になりますし、何より梅雨や雨が多い季節でも、室内で干す洗濯物が嫌なにおいがする事なくカラっと乾きます。
日常の事だからこそ、ママさんにとっては家事ラクできるうれしいポイントではないでしょうか(*^-^*)
2024年6月21日