後悔しない家づくりの心得
高性能住宅の定義ってなあに?
ここ最近、カーボン・ニュートラルやSDGsの観点からも、省エネ性能や耐震性、耐久性に優れた住宅が求められ、お客様方も『高性能住宅』を意識されている方がとても多くなりました。
快適かつ安全に暮らせる機能がそろっているだけではなく、補助金や税制優遇を受けられるなどのメリットがある等、国全体で求められているのだと思います。
高性能といわれる基準・定義
高性能住宅とは、快適に暮らすための性能に優れた家の事を指しています。
実は「高性能住宅」に明確な基準や定義というのはありません。ですので実際どのくらい性能が優れているかというのは、家を建てるハウスメーカーや工務店さんによって異なるのが実情です。
1.断熱性
断熱性とは、外の「暑さ」や「寒さ」を室内に入れないように遮る性能のことです。
断熱性が高いと、夏は涼しく、冬は暖かいという快適な住環境を整えることができます。
2.気密性
気密性とは、外気が入り込まないように密閉することで、室内温度を一定に保つ性能のことです。
夏の暑い空気や冬の冷たい空気が入り込むのを防いでくれます。
2024年4月27日
木造住宅は火に弱い!?
『木』と聞いて木の枝を拾って焚火をしたり、暖炉に薪をくべたりする等、『木は燃えやすい』というイメージを当然持たれている事と思います。
確かに薄い板や、細い木の枝などは簡単に燃えてしまいます。しかし、ある程度の厚みがある木材や柱などは、決して燃えやすい素材ではない!?のです♪
今回はそんな『木造住宅と火について』お話したいと思います。
燃えにくいとされる鉄骨は、木と比べれば確かに燃えにくいかもしれませんが、長時間、高熱にあてられると急激に強度が低下します。
そして強度が低下すると、曲がったり折れたりするため、火事のような現場だと一気に崩れ落ちてくる危険性があると言われています。
『木造住宅』は火が付いたら、崩れにくいという強みがあります。これは、木が燃えると炭化するという性質が深く関係していて、燃やすと表面が焼けて炭のようになります。この焦げたところが「炭化層」という部分になります。
炭化すると、炭化層が酸素を遮断して燃える速さを遅くするので、結果的に内部まで時間がかかって燃えにくい状態となります。
結果「木造住宅」は木材が燃え尽きるにも時間がかかるので崩れにくい!と言われているのです。
焦げても木としての強度はしっかり保たれており、耐久性もプラスされるので、わざわざ外壁に使用する杉の木の表面を焼く『焼杉』という伝統的な工法がある程です。。
2024年4月20日
住宅の省エネ性能が高いとどんなメリットがあるの?
2024年4月1日から住宅や建築物を販売・賃貸する事業者に「省エネ性能ラベルの表示」が努力義務となりました。
家選びにも当然のように「省エネ性能」を見て判断してくような流れになっていくかと思います。
一体どのようなメリットがあるのでしょうか?わかりやすくご紹介していこうと思います(*^-^*)
1.一年中快適
省エネ住宅は高気密・高断熱だから、室温が常に快適になります!夏は涼しく冬は暖かく過ごす事ができます。
2.光熱費削減に貢献
冷暖房の効率がアップし、光熱費削減に貢献します。太陽光パネルを設置すれば更なる削減も期待できますよ♪
2024年4月13日
2024年4月スタート!省エネ性能ラベルとは?
皆さんは「省エネ性能の表示ラベル」をご存じですか?
これから色々な所で見る機会が増えていくかと思いますので、今回はこの「省エネ性能の表示ラベル」とは一体何なのか?そしてこの表示ラベルの見方などについてお話していきたいと思います。
そもそも住宅の「省エネ性能表示制度」ってなあに?
建築物の省エネ性能を広告等にちゃんと表示することによって消費者等が購入・賃借する際、建築物の性能をしっかりと把握できるようにする制度です。
2024年4月以降、建築物を販売・賃貸する事業者は広告する際に省エネ性能ラベルを表示することが義務となり、これに従わない場合は国が勧告等の措置を行います。
「省エネ性能ラベル」には一体何が書かれているのでしょうか(*^-^*)ちょっと見てみましょう♪
建築物の省エネ性能ラベルでわかることとは?
①エネルギー消費性能
星のマークにより建築物のエネルギー消費性能を表示し、国が定める省エネ基準から消費エネルギーをどの程度削減できているかを示すものです。消費エネルギーが基準より少ないほど星の数が多く、省エネ性能の高い建築物であることがわかります。
②断熱性能
建築物の断熱性能を確認する指標であり、「熱がどれだけ逃げにくいのか」「日射熱がどれだけ入りやすいのか」という2点から、断熱性能を家のマークで示します。
③目安光熱費
建築物の省エネ性能に基づいて算出された電気・ガス等の年間消費量に、全国統一の燃料等の単価を照らし合わせ、1年間の光熱費の目安として数字で示します。ただし、住居人数や暮らし方によって実際に使用する光熱費が異なるため、あくまでも目安としての費用です。
2024年4月6日
何が違うの?地震対策「耐震」「免震」「制震」について
地震大国である日本。ここ最近は大きな地震が頻繁に起こっており、被害をニュースで目の当たりにする度、胸が痛くなります。
これから家づくりを考えている皆さんとしましても、「家づくり」に対する地震対策についてとても重要な事として認識されていらっしゃる事だと思います。
建物における地震への構造上の備えとして、「免震」「耐震」「制震」の3種類があります。
この3つの言葉は聞いたことがあっても、それぞれの違いについて、詳しく知らないという方もいるかもしれません。
そこで今回はまず、免震、耐震、制震の3つの構造上の違いや特徴についてご紹介したいと思います。それぞれの違いを踏まえて、あなたの家にあった地震対策の参考にして下さいね。
1.耐震とは
耐震とは、文字どおり、地震に耐えることです。また、建物の壁に筋交いを入れるなどして、揺れに耐えられるよう工夫されたものを耐震工法と呼びます。
現在の日本では、大震災を教訓に住宅の多くはもちろん、自治体の建物や学校なども、この耐震工法で建てられている建物が多くみられます。最も地震への備えとしてポピュラーな構造ではないでしょうか(*^-^*)
2.免振とは
免震とは、地震によって起こりうる建物の倒壊や家具の破損を防ぐ目的で建てる工法のことです。
耐震工法や制震工法との大きな違いは、建物の倒壊を防ぐだけでなく、建物内部のダメージも防ぐことができるという点がポイントです。
免震装置があることで激しい地震で揺れても建物にまで揺れが伝わらず、建物内部のダメージや建物の倒壊を防ぐことができます。
2024年3月30日