後悔しない家づくりの心得
カーポートの間取りを考えるときの注意点を解説!カーポートの概要も解説します
この記事をご覧の皆さんは
「カーポートの間取りを考える際にはどんなことに意識すれば良いのだろう」「サイズの選び方についても詳しく知りたい」
このようなお悩みを抱えているかもしれません。
そこで、今回はカーポートについてとサイズの選び方について解説します。
□カーポートとは?
カーポートとは屋根と柱だけの車庫のことです。
ガレージは壁でおおわれているので、それに比べると簡単な作りになっています。
車を停めた時に横や後ろに壁がないので、荷物の出し入れが便利な点がメリットです。
またスペースを確保する必要がないので、狭い土地でも簡単に設置しやすいという特徴があります。
一方でデメリットは開放的すぎることです。
ガレージは壁で覆われているため安心ですが、カーポートの場合はいたずらされたり風雨が入って汚れやすくなったりします。
ただカーポートがないと車が日焼けしたり汚れたりするので、青空駐車はおすすめしません。
次はカーポートの種類についてデザイン面と素材面から解説します。
デザイン面で言えば構造がシンプルなタイプから住宅とのデザインの調和を図れるタイプ、趣味としても使えるガレージタイプなど、様々です。
柱の位置も片側と両側、後ろ側の3種類があり、屋根のデザインは平版やラウンド、透明などがあります。
構造体に使われる素材はアルミとスチールです。
アルミは最も多く使われる素材で、軽くて丈夫な上錆びにくいため長持ちしやすいという特徴があります。
スチールも丈夫でアルミよりも安価ですが、錆びやすいので対策が必要です。
カーポートに使われる素材はポリカーボネートとアルミ、スチール、アクリルなどがあります。
1つ目のポリカーボネートは最も多く使われている素材で、弾力性に優れている、熱に強い、強度があるなどたくさんのメリットを持っています。
また色も豊富なのでデザイン性にもこだわりたい方におすすめです。
2つ目のアルミは軽くて強度があり、錆びにくいという特徴があります。
構造体にもアルミを取り入れると統一感が生まれ、おしゃれな印象になります。
3つ目のスチールは強度が高いことが特徴です。
スチール板を折り曲げることでさらに強度が高まるので、豪雪地帯でも用いられることが多いです。
4つ目のアクリルは劣化しやすいというデメリットがあるので、現在は広く使われていません。
カーポートの床も悩むポイントの1つでしょう。
車の重量は軽自動車でも1tなので床も車の重量に耐えうる強度の高い素材を使用する必要があります。
広く使われているのはコンクリートや砂利で、とくにコンクリートの場合はメンテナンスがしやすかったりお手入れしやすかったりというメリットから人気です。
□カーポートを設置する際の注意点を解説!
カーポートを設置する際にはどのようなことに注意すれば良いのでしょうか。
1つ目は間口や奥行きをしっかりと考えることです。
カーポートの設置に必要な広さは車のダイスや車種ごとのサイズ、運転スキルなどによって違ってきます。
間口と奥行き、高さは昇り降りに必要な幅や扉の開け閉めに必要なスペースも考慮して決めていきましょう。
一般的には間口は車の幅にプラス100cmから150cm、奥行きはプラス60cm、高さはプラス30cmから50cmと言われています。
また屋根のサイズにも注意してください。
屋根が小さすぎるとせっかくカーポートを設置したにもかかわらず車がすべて濡れてしまったなんてことになりかねません。
外側に人が立っても濡れないくらいの大きさにしましょう。
2つ目は柱の位置をチェックすることです。
柱の位置は商品によっても様々で、片方のみで支えるタイプや左右両側から支えるタイプ、後ろに柱があるタイプなどがあります。
運転が苦手な場合は後ろに柱があるタイプがおすすめです。
3つ目はお住まいの地域の天候について考えることです。
強風や雪の重みで破損してしまうリスクを避けるためにも耐風圧強度や耐積雪強度なども見ておきましょう。
□カーポートのサイズ選びの方法を解説!
最後にサイズ感について柱の高さの観点から解説します。
高さが1800mmから2000mmの場合は標準タイプです。
圧迫感を与えず風雨の吹き込みを予防してくれるメリットがあります。
高さが2300mmから2500mmある場合はハイルーフタイプと言われ、車高の高い車種におすすめです。
キャリアなどの高さもカバーしたい場合は2800mmから3000mmのハイロングタイプを選ぶと良いでしょう。
このように柱の高さはご自身の持っている車種の大きさに応じて選ぶと良いでしょう。
□まとめ
この記事では、カーポートに関する様々な情報をお伝えしました。
素材やデザインの種類も豊富にあるので、お好みに応じてお選びください。
設置する際は奥行きや高さ、幅など広さを十分に考えることが重要です。
この記事を家づくりの参考にしていただけると幸いです。
2022年10月12日