後悔しない家づくりの心得
気密性・断熱性の高い家づくりのお話①
気密性・断熱性とは
お住まいづくりを考え調べていると最近目にするのが「気密性・断熱性」ではないでしょうか。
では一体、気密性・断熱性とは何なのかという基本的な意味についてお話しようと思います。
住宅における気密性とは
気密性とは、簡単にいえば建物の隙間を減らして外気の侵入を防ぐという密閉性の精度を示す言葉です。住宅の気密性を高めるためには、断熱材の接合部分を気密テープなどの専用部材でふさぐとともに、隙間をていねいに埋めるという職人さんの腕と技術が必要になります。
そのため、高気密な住宅を建築する際には、施工に時間がかかったりコストが高くなったりする場合もあります。しかし、気密性が高くなれば外気の影響を受けにくく、室内の温度がより快適に保たれるようになります。
住宅における断熱性とは
断熱性とは、建物の外壁の部分に専用の断熱材を使用し、外の気温の影響を受けない様にする性能のことを言います。高断熱住宅では、より性能の高い断熱材やペアガラス(複層ガラス)などを使用して、外気の影響を抑える施工を行います。
断熱性の低い住宅は外の気温の影響を受けやすいため、断熱性能が高い住宅と同じ室温であっても、実際の室温よりも寒く感じます。
しかし私どもの会社では超高性能住宅ですので断熱材が外の気温を遮断し、床・壁・天井等の表面の温度と室温にあまり差がない様にしっかりとした施工を行っております。
気密性と断熱性は基本的にセットで扱われる
気密性と断熱性は、どちらも住まいの快適性を左右する重要な役割を持っています。高断熱住宅の場合では高気密という性能も兼ね備えているのが一般的です。せっかく断熱性を高めても、住まいに隙間ができてしまうと、そこから外気が侵入して室温が変化してしまうためです。
どちらか一方では効果が半減してしまうため、基本的には両方の性能をセットで導入して、効果が高められるのです。
2023年1月14日