後悔しない家づくりの心得
木材について【木の良さとは?その①】
木というものには、さまざまな良さが有ります。それらは科学的にも証明されています。家の柱や壁、床などに無垢材の柱や板を使った場合、次のようなすばらしい効果があります。今回は、「木」そのものに焦点を当ててみようと思います。「木」本来の持つ特性や特徴を色々な角度から見て改めて良さをご理解いただけたらと思います。
1.湿度を調節する(調湿機能)
部屋の湿度が少ないときは吐き出し、多いときは吸います。効果は緩やかなものですが、木と言う自然素材ならではの特徴です。「木材は呼吸している」と言われる所以です。
2.ダニなど有害な動物への効果
木の持つ独特な成分(匂いやあぶらに含まれます)によって、ダニが増えにくくなります。
3.断熱効果と蓄熱効果
厚みの有る木材は、それだけで高い断熱効果があります。
また、木材には熱を蓄える(蓄熱)効果もあります。夏は熱がこもる場合がありますが、冬場は逆に熱を溜め込む事により、木で出来た家は「温かい」と言われています。
4.床材としての安全性と快適性
木はコンクリートや鉄板と違い、適度な硬さと弾力性があり、歩いても衝撃を吸収してくれます。もし転倒しても、素材のもつ弾力性により、怪我が軽くて済む場合があります。
5.木目の独特な色による、人の目への安全性とリラックス効果
木は見た目が美しく、人の気持を安らげる効果があります。また、木は太陽の有害な紫外線なども適度に吸収しますので、目にやさしいです
6.音響効果
木には優れた吸収・反射能力が有る為、いろいろな楽器や音響器具(スピーカーや防音材、反響材等)としても利用されています。コンサートホールにも使われるケースがあります。また、適度に振動を抑える働きもあります。
まだまだある木の良さについては次回に続きます♪
2023年2月10日