後悔しない家づくりの心得
木材について【木の良さとは?その②】
木というものには、さまざまな良さが有ります。それらは科学的にも証明されています。家の柱や壁、床などに無垢材の柱や板を使った場合、次のようなすばらしい効果があります。今回は、「木」そのものに焦点を当ててみようと思います。「木」本来の持つ特性や特徴を色々な角度から見て改めて良さをご理解いただけたらと思います。
木の良さについて-その①◀◀まだ見ていない方はコチラからお読みください(*^-^*)
7.木の持つ香り
それぞれの木が持つ、色やにおいの元になる成分です。木のにおいは人をリラックスさせ、集中力を高める効果があります。
木材の比重当たりの引っ張り強度は鉄の約4倍、圧縮強度ではコンクリートの10倍の強度を持ちます。他の素材(コンクリートや鉄など)と比べ、重さの割に強くて丈夫、さらには適度に柔らかいと言う事が言えます。
9.木は火に強い
意外に思われるかも知れませんが、木は燃えにくい物質であると言えます。確かに木の表面や表皮、細い小枝などは簡単に火が付き燃えてしまいますが、太い木は、表面が燃えた時に炭化層を作り、それ以上中まで燃えるのを防ぎます。身近な例で言うと、キャンプファイヤーをしたとき、太い木がなかなか燃えきらないのはその為です。
ですから、不幸にも住宅が火災に遭った場合、鉄骨造りの家は鉄筋が熱で柔らかくなり曲がったりして構造が早くにだめになりがちなのに対し、木造の家は柱や構造が残っている、すなわち火災時の救助や避難がより容易である可能性が有る、と言う事にもなるのです。
10.経年変化による強さ
木材は使ううちに自然と含水率が下がり、より強く、腐りにくくなり、長持ちします(自然乾燥材の場合)。木造の家をつくった場合、木の骨組みが少しずつ引き締まる事により強さは緩やかに上がり、強度のピークは建築から20~30年後と言われています。
11.加工性の良さ、高さ
自由自在な加工、組み立てが可能で、職人の技術が活かせます。また木の樹種ごとの特性を活かし、さまざまなモノを作る事ができます。家の構造や材料はもちろん、家具(テーブルやタンスなど)や日用品(箸、スプーンなど)から、船や飛行機の部品に至るまで、多くの場所、部分に木が使われている事は、皆さんご存じの通りです。
いかがでしたか?木の良い所は本当にたくさんある事がわかっていただけたのではないでしょうか?
次回は「良い所につながる木の特徴」についてもう少し掘り下げみたいと思います(*^-^*)
ぜひお楽しみに♪
2023年2月13日