後悔しない家づくりの心得
建物の耐震基準と地震の歴史
近年、日本では多くの地震が発生しており、宮崎県内ではと言いますと今後、起こるとされている南海トラフ地震では最大震度7と予測され、色々な対策と準備がなされています。
ちなみに地震に耐える構造の基準の事を「耐震基準」と言います。
耐震基準とは、地震の揺れに対し、建物が倒壊・崩壊せずに耐えることのできる性能を、建築基準法で規定するものです。
耐震基準が変わっていった理由
耐震基準は1981年以前・以降、2000年以降と、大きく3つの時期に分けられるのが特徴です。
建築物の進化や大地震が起こった事をきっかけに、耐震基準が大幅に見直されて、耐震の基準が大きく変わっていきました。
1981年5月以前に建築された建物を「旧耐震基準」、1981年6月以降の基準で建築された建物のことを「新耐震基準」と呼んでいます。
1995年に発生した阪神淡路大震災の被害をもとにして、2000年にさらに厳しい耐震基準へと改正が行われました。「2000年基準」とも呼ばれています。
日頃から地震が来た時の準備をする事はもちろん大切ですが、今現在住んでいる住まいが築何年の建物なのかを知る事も大事かもしれませんね。
いかがでしたか?年々大きな地震の発生が増えている様に感じますが、同時に建物の耐震規制も改善されていっている事を知って頂けたらと思います。
しっかり備えて、大切な家族を守っていきましょう。
2023年11月25日