後悔しない家づくりの心得
高性能住宅の定義ってなあに?
ここ最近、カーボン・ニュートラルやSDGsの観点からも、省エネ性能や耐震性、耐久性に優れた住宅が求められ、お客様方も『高性能住宅』を意識されている方がとても多くなりました。
快適かつ安全に暮らせる機能がそろっているだけではなく、補助金や税制優遇を受けられるなどのメリットがある等、国全体で求められているのだと思います。
高性能といわれる基準・定義
高性能住宅とは、快適に暮らすための性能に優れた家の事を指しています。
実は「高性能住宅」に明確な基準や定義というのはありません。ですので実際どのくらい性能が優れているかというのは、家を建てるハウスメーカーや工務店さんによって異なるのが実情です。
1.断熱性
断熱性とは、外の「暑さ」や「寒さ」を室内に入れないように遮る性能のことです。
断熱性が高いと、夏は涼しく、冬は暖かいという快適な住環境を整えることができます。
2.気密性
気密性とは、外気が入り込まないように密閉することで、室内温度を一定に保つ性能のことです。
夏の暑い空気や冬の冷たい空気が入り込むのを防いでくれます。
3.耐久性
注文住宅を建てたからといって永遠に住み続けられるわけではありません。
ただし、木造建築でも建材の選び方や工法によっては、30年以上の長期にわたって暮らすことが可能です。
実際に、国によって認定された「長期優良住宅」ならば、木造であっても耐久性に優れているので、75〜100年は持つといわれています。
4.耐震性
日本は地震が多い国という事もあり、だからこそ注文住宅の耐震性は非常に重視されるポイントです。
住宅の耐震性の高さを表す「耐震等級」には、以下の3段階があります。
※国が定める「長期優良住宅」として認定されるためには、最低でも耐震等級2の基準をクリアする必要があります。
5.省エネ性
断熱性や気密性に優れた高性能住宅は、必然的に省エネ性も高くなります。
また最近では、省エネ性の観点から太陽光発電システムなどを備えた住宅も人気が高まっています。
まとめ
いかがでしたか?高性能住宅とは明確な基準はありませんが、ハウスメーカーや工務店、それぞれの作り手が5つの性能を高く意識しつくっている建物だという事を理解していただければと思います(*^-^*)
2024年4月27日