県外での退職後に、高齢の母と共に第二の人生を楽しむための宮崎のご実家のリノベーション!
宮崎市内に建つ築50年のお宅を、福岡の会社を定年退職される施主様が高齢のお母様と同居をするためのご実家のリノベーションをさせて頂きました。
一部、増築しまして約28坪のお宅でございます。
同じ敷地内に建つお姉さんのお宅の新築工事を数年前にさせて頂き、やはり木の香りがする家が良いと言う事でそれがご縁となりました。
<施工前>
<施工中>
定年後の生活と言っても、まだまだ30年以上は住むことや、年々、体力の落ちていくお母さんの健康やヒートショック対策などを考慮して、基本的には耐震性、省エネ性、耐候性を大事に考え「基礎」、「骨組み」だけ残し、すべて撤去・解体するリノベーションとなりました。
<施工後>
<施工前:玄関ホール>
玄関ホールは、北玄関なので暗くならないように気を付けて、収納力はクローゼットも設け2倍くらいにしました。
<施工後:玄関ホール>
<施工前:リビング>
リビングは、お母さんやお孫さんなど家族みんながゆっくりくつろげるように、小さく仕切ってあった壁を撤去し大きく明るい空間になるように配慮いたしました。
木の香りや調湿効果を大事に考え、床材は音響熟成木材の「うづくりの床」をしておりますので、室内は優しい木のアロマで包まれております。
<施工後:リビング>
<施工前:キッチン>
リビングの家族が見渡せるように対面キッチンとし、画像には映っておりませんがすぐ横に収納力たっぷりのパントリーを設け、高齢者でも使いやすく無駄を無くした動線になっております。
<施工前:キッチン>
50年前のお宅ですので、耐震性を確保するために「基礎」から見直していき、柱や梁材、スジカイなどの補強にも取り組みました。
以前は、断熱材も殆ど入っておりませんでしたので、床は50mmの断熱材を隙間のないように敷き詰め、屋根や壁は気密性も確保するため透湿性のある断熱材の現場発泡吹付工法を選択いたしました。
下の画像の、水色や白い部分はすべて断熱材ですので、かなり断熱性能は改善され快適に住んでいただけるものと思っております。
間取りやすべての部屋をお見せする訳にはいかないのですが、ご夫婦、子供さん、お母さんのそれぞれの部屋にもクローゼットや収納・納戸をを設けたり、お母さんの部屋の近くにトイレなど水回りを集めたりなど、バリアフリー化を含め住みやすさ第一に提案させて頂きました。
施主様とも時間をかけて打合せを重ねてまいりましたので、後悔のないリノベーションが出来たのではないかと思っております。
<施工前>
<施工後>
宮崎市内の築20年のお宅を、定年退職を間近に控えた施主様のために、老後の生活までを見据えた、1階すべてのリノベーションをご提案いたしました。
当然、内部の仕上げは、健康を第一に考え体に優しい自然素材を使用しております。
特に、床に使用しております飫肥杉の「音響熟成木材のうづくりの床材」は、高齢になって足腰が弱ってきても表面に凹凸がありますので滑りにくいし、万が一倒れても柔らかいのでダメージが少なくて済みますよ。
<施工前>
<施工後>
まず、年齢と共に堪えてくる夏の暑さ、冬の寒さ対策として、天井、壁、床下に性能の良い断熱材を丁寧に充填する事により、ヒートショック防止と快適性に努めました。
<施工前>
<施工後>
浴室、脱衣室、トイレ、キッチンなど水回りの動線の改善と、バリアフリー化、リビング収納やパントリー、本や写真を置けるような小物棚を始め、パソコンや作業のできるカウンターの設置など、家具などを置かなくて良いように造り付けにいたしました。
<施工前>
<施工後>
これからは、1階だけで全ての生活ができるように、日頃、使っておらず納戸代わりになっていた和室の押入れや縁側の間仕切りなどを全て撤去し、ベッドの置ける広い寝室にしてウオークインクローゼットや壁面収納を設け、寝室にて着替えのすべてが出来るようにいたしました。
リフォームにしろリノベーションにしろ少なからず費用がかかります。
新築の時は、経験や知識不足のため、あうすれば良かった、こうすれば良かったなどがあったのではと思いますが、その経験を活かし二度とリフォームなどしなくて良いように、先を見据えた工事をお勧めいたします。
工期が3日間くらいだったため、事前に打合せとプランニングを全て済ませ、家具類も事前に製作を完了し、工事に入りました。
開院当日、スタッフの皆さんが出勤してこられ、内部を見たときには「劇的、ビフォー・アフター」の世界で、驚かれ感嘆の声を上げられてました。このときの喜びの様子を見ると、残業の疲れも吹き飛び大変嬉しいものです。
床は、分かりづらいかもしれませんが、優しい色目の木目調のビニタイルを使用しています。診察台も新しものに入れ替わっております。
家具類も全て造り替え、天板は高級感も耐久性もある人造大理石にいたしました。
受付部分が暗いイメージがあったため、今回はカウンターをR状にして柔らかさをもたせ、上部に半透明のツインポリカを使用し、明るさと開放感を確保しました。
床は、ビニタイルのベース部分に白っぽい色目を使い明るさと広さを演出し、ポイントにブルーを入れることにより清潔感をだしました。
今までは暗くて狭かったため、間仕切りをなくし手洗いカウンターにもブルーのクリスタル調のものを使用し、明るさと清潔感をだしました。
トイレを、一番綺麗に見せたかったため壁の材料から便器まで、良い物を選ばせて頂きました。(患者さんにも好評らしいです)
<改装前>
もとの玄関は日中でも暗かったため、明るく見せたいとのご要望でした。
<改装後>
照明などは、変えていないのですが、玄関収納の扉に、おおきなカガミをつける事と、内装材の色合いを明るめにする事で、ホールを明るくそして広く感じられるようにいたしました。
<改装前>
リビング
<改装後>
玄関と同じで、明るめのフローリングを使い子供さん達がまだ小さいので、傷のつきにくい種類のものを選びました。
<改装前>
キッチン
<改装後>
シンクも大きく、スライド式の大きな引き出し、食器洗浄機や浄水器なども装備しています。
前面の壁には、キッチンパネルを使用していますので、大きな炎でも安全ですし、掃除のしやすさは、今までと全く違って布巾でひと拭きで大丈夫です。
<改装前>
ユニットバス
<改装後>
最新のユニットバスは、浴槽のつかり心地も掃除のしやすさもちがうみたいです。br>
マンションによっては、大きさも変えられるところもありますので、調査してから決められる事を、お勧めします。
<改装前>
もともと1階に居間があったのですが、南側の方が2階建てを新築されたため暗い部屋になってしまいました。
そこで、今は誰も使っていない日当たりの良い2階の二つの子供部屋を、ひとつにつなげてリビングとして使いたいとのご要望でした。
<改装後>
子供部屋の仕切りであった収納や壁を撤去した後に、柱を抜いたりなどしましたので、構造的な補強も施しました。
奥様のイメージ通りの、広く明るいリビングになりました。
2014年7月20日