Ａ様邸（宮崎市 恒久）－2011年12月竣工
voice
2011年12月にお引渡しいたしましたＡ様より、「家の感想文」を頂きました。
昨年、何かのご相談でお伺いさせて頂いた時？だったと思うのですが、幾度かの四季を過ごされての、実際に生活してみないと分からない処などの感想をお願いしておりました。
「家」と言いましても色々な特徴をもった家があると思います。
こうした実生活から出る「お客様の声」は、これから家造りをされようとされているお客様の何かの参考になればと思い原文そのままにご紹介させて頂きます。
矢野様
毎日寒い日が続きますが、お元気ですか。
今日は日頃の感謝をこめて、家づくりと住んでからの感想をお手紙にしました。
この手紙を通じて、これから家づくりを考えている方に、家の良さが伝わることを期待します。
２０１３年の夏は、まさに猛暑でしたね。日中の強烈は日差しに加え、日没以降も熱帯夜が続きましたが、我が家は、さらりとした避暑地にいるような感覚でした。エアコン１台のドライ運転のみで家中快適でした。地熱住宅は本当に良いですね。
梅雨の時期もジメジメした感じが全くありませんし、雨が降るので洗濯物は部屋干ししていましたが、脱衣所兼乾燥室を作ってもらいましたので、洗濯物もしっかり乾いていました。
今年の冬も、蓄熱暖房機のみで、他の暖房はしていません。蓄熱暖房はいいですね。
エアコンのような不快な風もありませんし、体の芯が冷えないのでしょうか。外に出ても寒さを余り感じないのです。通勤時もスーツにマフラーだけで、コートはほとんど使いません。
就寝時は羽毛１枚のみでも寒く無いので、職場の人と朝のお決まりの会話「今朝はめちゃくちゃ寒かったね～」がいつもかみ合いません。
うれしいのは、この快適な環境が１年で終わりでは無くて、これからも続くことです。
住むまでは、体感していないだけに、地熱って必要？と正直思っていましたが、地熱住宅にして本当に良かったです。
住み始めてうれしい発見が他にもあります。いまだに木の良い香りがするのです。外泊すると特に感じるのですが、家から持参した着替えの服はほんのり木の香りがします。外泊から帰ると家が木の香りで迎えてくれます。来客もまず最初に「木の香り」に気がつきます。
普通はその家特有のにおいがすると思うのですが、我が家の場合は「ほんものの木の良い香り」です。
また、うづくりの床自体には艶が出てきて、無垢材のあじわいが深まってきています。幻の漆喰とのバランスもとても気に入っています。
それと、寝室の畳ですが、畳は新調するとカビが生えやすくなるのだそうですが、清活畳はその気配さえありませんでした。炭パワーで癒されているのでしょうが、癒し要素が随所にあるので、個別にはわかりません。
外観のデザインもとても気に入っています。唯一残念なのは、住宅地なので遠景が分からないことです。
ところで、私は、仕事がら現場を見るのが癖なのですが、矢野さんは、現場をとても大切にされていると思います。資機材の整理整頓やゴミの整理が行き届いています。このような現場は間違いなく良い品質のものが出来ます。良い職人さんがいるからこそ、良いものが仕上がると思います。また、現場での打合せにも労力を惜しまない姿勢は、施主からするととても安心でした。日没後、現場で懐中電灯を照らしながら打合せをしたこともありましたし。
また、住んでからも気になることがある度にメールしていますが、対応がスムーズで本当に助かっています。
良い家を作ってくださいまして、本当にありがとうございました。
私は大好きな家を大切にしますので、矢野さんはお体を大切にしてください。
これからもよろしくお願いします。
＜矢野＞
ご自宅の工事の期間、住んでおられた官舎やご実家がお近くだったこともあり、ご家族と毎日のようにお逢いしてお話ししたりしていましたので、完成した時には何か寂しい感じもしたものでした。（笑）
まだ小さなわんぱくな子供さん達との楽しそうな暮らしぶりを、年賀状などで拝見するたびに嬉しく思っております。
お忙しい中、またお疲れにも関わらず、私どものために立派な感想文を頂き心より感謝しております。本当にありがとうございます。
これからも、末永いお付き合いをよろしくお願いいたします。
